カードローンのデメリットを理解して賢く活用!どんなときに役立つ?
「カードローンって便利そうだけど、メリットばかりではないよね?」と思っている方もいますよね。
その通りです。カードローンはメリットもたくさんありますが、デメリットもあります。利用するならデメリットまで把握してから利用するのがいいですね。
ここではカードローンには、どんなデメリットがあるのか見ていきますよ。デメリットを回避する方法も紹介していきますので、上手にカードローンを利用していきましょう。
気になる!カードローンのデメリットとは
カードローンのデメリットを見る前に、簡単にカードローンのメリットを見ていきましょう。カードローンのメリットと言えば、以下がありますよ。
- 一度契約すると借入・返済を繰り返しできる
- コンビニATMの利用可で利便性が良い
- 使いみち自由
- 提出書類が少ない
- 審査が早い
- 毎月定額返済なので、返済計画が立てやすい
上記のようにメリットがたくさんあるため、利用しやすいですよね。
目的ローンとは違って、使いみち自由なので資金使途証明等の書類は不要、担保・保証人不要なのでその書類も不要となっており、審査もスムーズです。
また一度契約すると、繰り返し何度でも借入・返済ができるので、急な出費にも安心なのです。魅力の多いカードローンですが、もちろんデメリットもありますよ。
カードローンのデメリット
カードローンのデメリットと言えば、以下があります。
- 金利が高い
- 借入が癖になる
- 臨時返済を利用しないと長期返済になる
- 審査を受けると信用情報機関に登録される
安心してカードローンを利用するためにも、デメリットを詳しく知って、回避する方法を知っておきたいですね。それでは詳しく見ていきましょう。
カードローンは金利が高い?安心して利用するには
カードローンは使いみちが自由なので、金利が高く設定されています。
例えば同じ銀行でお金を借りる場合でも、目的ローンであるマイカーローンでは金利年 4.475%ですが、カードローンでは年8.0%~年14.5%となっています。
ローン | 融資額 | 金利 |
---|---|---|
マイカーローン | 300万円まで | 年4.475% |
カードローン | 300万円まで | 年8.0%~14.5% |
融資額が300万円までとなると、銀行カードローンの金利は年8.0%前後となっています。目的ローンと比べると、だいぶ金利が高くなってしまいますね。
けれどカードローンのメリットは、書類が少なく申し込みやすい点がありますね。
目的ローンでは資金使途証明が必要だったり、借入後には領収書が必要になったりしますが、カードローンでは本人確認書類や収入証明書類でOKとなりますよ。
金利が高いのを少しでも低くしようと思ったら、カードローン会社の金利を比較することがポイントです。
カードローン会社 | 融資額 | 金利 |
---|---|---|
大手消費者金融A | 800万円まで | 年3.0%~18.0% |
中小消費者金融F | 200万円まで | 年7.3%~20.0% |
銀行カードローン | 500万円まで | 年1.8%~14.6% |
上記のように金利には幅があるため、どの金利が該当するのかがパッと見では分かりにくくなっています。そこで、借入希望額を決めて「借入額○○万円の金利」で比べてみると分かりやすいですね。
各社ホームページには、利用限度額に対する金利が表示されているところが多いです。具体的に低金利のところを探すなら、利用限度額に対する金利で比べた方が確実ですよ。
また、金利の表示の仕方が○%~○%となっている場合は、高い方の金利をチェックしましょう。ついつい低い方を見てしまいがちですが、低く見積もって高い金利に該当すると、計画が狂ってしまいます。
高い金利で考えておくと、契約時に金利が低ければ思ったよりも負担が軽く済むので助かりますね。
カードローンが便利すぎると癖になる!
カードローンはコンビニATMを利用して借入・返済ができるところが多いです。これは借りやすくメリットなのですが、借りやすいということは借り過ぎてしまうことにもつながるのでデメリットにもなります。
お金にルーズだったり、返済計画を立てるのが苦手だったりする場合は、カードローンを利用する時に十分な注意が必要ですね。
借り過ぎを防ぐためには、必要のない時にはカードを持ち歩かない、欲しいものがある時にはカードローンを利用する前にもう一度返済計画を立てて考えることが重要です。
「カードローンの利用=借金」だという意識を忘れないことがポイントですよ。
- 必要のない時にはカードを持ち歩かない
- 衝動的にカードローンを利用しない
- 欲しい物は何度も考えてカードローンを利用するか決める
- 「カードローン=借金」の意識を保ち続ける
借入・返済の頻度を減らして、癖にならないようにすることが大切ですね。
長期返済のデメリットを回避!臨時返済を利用
カードローンでは、定額返済で月々2,000円から返済可能なところもあります。例えば銀行カードローン(金利年14.6%)で、10万円借入した場合の返済シミュレーションは以下になります。
銀行カードローン | 返済シミュレーション |
---|---|
借入額 | 10万円 |
金利 | 年14.6% |
返済回数 | 77回 |
月々の返済額 | 2,000円 |
返済総額 | 154,952円 |
10万円借りて利息に5万円も支払うなんて、できれば避けたいですよね。そんな時には返済期間を短くすれば良いのです。利息は日割り計算となっていますので、返済期間を短くすれば支払う利息も少なくなりますよ。
臨時返済の方法
カードローンの返済方法には、毎月の返済以外にも臨時返済あるいは随時返済と呼ばれる返済方法があります。
毎月の決められた金額を返済する方法以外にも、都合の良い時に都合の良い金額を返済する方法です。
例えばボーナス等の臨時収入があったり、今月は生活費に余裕があって1万円くらいなら多めに返済できたりする時に利用しますよ。
↓
毎月2,000円ずつ返済
↓
ボーナス月にまとめて完済
上記のようにボーナスが年2回支給される場合は、長くても半年後には完済の見通しが立ちますね。支払回数は多くても7回となるため利息は8,308円となりますよ。
ボーナス等の臨時収入を上手に使うことで、返済期間が短くなり、長期返済のデメリットを回避することができますね。
【関連記事】
信用情報機関に登録されてしまう?!カードローン審査の内容
カードローン審査では、信用情報機関を照会することが決められています。他社の借入状況等をチェックして、借り過ぎ・貸し過ぎを防止しているのです。
この信用情報機関を照会する時に申込みに関する情報として、本人を特定する情報が申込日から6ヶ月を超えない期間で登録されます。
- 氏名
- 生年月日
- 電話番号
- 運転免許証等の記号番号等
- 申込日
- 申込商品種別等
具体的には、上記の内容が登録されることになります。
普段生活する上では、この申込情報が信用情報機関に登録されていることは関係ないのですが、住宅ローンやマイカーローン等のローンを利用しようと思ったら審査に通りにくくなる可能性があります。
また内緒で複数社に申し込みをしようと思っていた場合は、他社にも申込みをしていることがバレてしまいす。
カードローン審査を受けたら、信用情報機関に情報が登録されてしまうことは避けられません。そこで、カードローンの申込みがネガティブな情報とならないように、審査落ちに気をつけて申し込みましょう。
カードローンのデメリットの回避方法
ここまで見て、カードローンのデメリットや回避方法について納得できましたね。
借入時には返済計画をしっかり立て、早めの完済がポイントになりますね。