カードローン利用が安全を保てる仕組み。取り巻く法律について

「給料日前でお金がない」「友達と旅行に行きたい」「欲しいものがセールになっている！」このような状況で役に立つのがカードローンですね。

カードローンってよく聞くけれど、実際にはどんな仕組みになっていて、本当に安全に借入れができるのか分からない…。

ここではカードローンに興味はあるけど、よく知らないから申し込みができないという人のために、カードローンの決まりや仕組みについて紹介していきます。

カードローンが手軽に利用できる理由をしっかり見ていきましょう。

安心して利用できる理由！カードローンの決まりについて

お金を借りるとなれば、その後はどうなるんだろう…？と漠然と不安になる人もいますよね。調子に乗って借り過ぎてしまったり、返済ができなくて取り立てられたり、怖い目にあうのではないかといった不安ですね。

けれど、カードローンには借り過ぎを防止したり、恐い取り立てを規制する貸金業法という決まりがあるため、安心して利用できますよ。

• 借り過ぎ防止には貸金業法の総量規制
• 恐い取り立ては貸金業法で規制

借り過ぎ防止には貸金業法の総量規制

カードローン会社は貸金業法という法律に基づいて営業しています。

• 年収の1/3を超える借入れはできない
• 複数の借入れがある場合は、全部の借入れをあわせた借入額が年収の1/3まで
• 年収の1/3に達すると、新たに契約はできない

例えば、年収300万円なら上限額は100万円となります。そして、A社から30万円、B社から50万円、C社から20万円借りている場合は、新たに他社と契約することはできないのです。

他社の借入状況は信用情報機関というところに集められています。貸金業者は信用情報機関の情報を照会して申込者の借入状況を把握するため、確実に年収の1/3を超える契約はできないようになっていますよ。

総量規制を施行する前の経験から、年収の1/3を超える借入れを行うと多重債務になりやすいということが分かっています。そのため、健全な借入れは年収の1/3までとしていますよ。

年収は、50万円を超える借入れ金額を希望する場合は源泉徴収票、50万円以下であれば自己申告で判断していますね。

• 他社の借入状況→信用情報機関を照会
• 年収→源泉徴収票、自己申告

恐い取り立ては貸金業法で規制

貸金業法では、早朝・夜間の訪問・電話・FAX送信、暴力的な態度、私生活や仕事の妨げになる取り立ては禁止しています。

具体的には以下の行為ですね。

• 正当な理由なく早朝・夜間（午後9時～午前8時）の訪問・電話・FAX送信の禁止
• 勤務先等に対する取り立ての禁止
• 借入の事実等を第三者に明らかにすることの禁止（はり紙・看板など）
• 資金調達要求の禁止（別の業者から借りて返済するように言う）
• 第三者への弁済要求等の禁止（借りた本人以外に返済を要求する）
• 弁護士等からの受任通知受領後の取り立て行為の禁止
• 上記言動をすることを告げることの禁止

「勤務先に取り立てをする！」と脅したり、「家族に返済してもらうぞ！」と告げたりする行為も禁止になっていますので、安心して利用することができますよ。

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カードローンは借り入れ手続きが早い！いざという時でも安心

カードローンは申込みから借入れまでの流れが早くなっています。

消費者金融であれば、最短即日融資も可能になっていますので、いざという時にも助かりますね。

申し込んだ当日にお金を借りたい場合は、時間帯によってインターネットからの申込みだったり、来店だったり判断する必要がありますよ。

午前中の申込みであればインターネットからの申込みで間に合いますが、午後から申し込むのであれば自動契約機等に来店して申し込みをした方が確実ですね。

インターネットから即日融資で申込む場合は、14時までに手続きが完了していることが条件になっているところが多いですよ。

借入もスピーディ

申込みから借入までが消費者金融であれば、最短即日も可能となっていますので、借入れまでが早くて助かりますね。

そして一度契約すると繰り返し何度でも借入・返済ができるため、借入後も継続してローンカードを利用することができます。

• ローンカードでATMから借入
• 振込み

借入れは上記の方法で行うことができるため、通帳にお金が必要な時は振込み、手元に現金が必要な時はATMを利用するとスムーズに借入れができますよ。

ATMには自社ATM以外にもコンビニATMと提携しているところが多いため、旅先や出張先でも手軽に借入れができますね。

使いみちが自由だから申し込みやすい

カードローンは目的ローンとは異なり、使いみちが自由となっています。ある銀行がカードローンに関するアンケートを行ったところ、カードローンの利用目的は1位は娯楽・交際費、2位は生活費となっています。

• 1位:娯楽・交際費
• 2位:生活費
• 3位:車関連
• 4位:旅行
• 5位:事故や入院の費用

上記の結果からも使いみちが自由で借りやすいことが分かりますね。

また、借りている金額は10万円未満の人が60％以上となっていますので、普段の生活でちょっと贅沢したい時や急な出費等に利用していることが分かります。

限度額以内なら何度でも繰り返し利用可能、申し込みから借入れまでの早さ、使いみちは自由といった点が、カードローンのメリットですね。

カードローンの仕組み！担保・保証人なし

カードローンは担保・保証人なしで利用できるのも魅力の一つですね。カードローンの仕組みは、申込む本人の信用で審査をします。

簡単に言えば、申込者が信用できる人であれば審査に通り、信用できない人であれば審査に通らないのです。

信用できる人とは

カードローン審査における「信用できる人」とは、返済能力や返済意志のある人になります。

過去に延滞・滞納を行っておらず、現在収入があり毎月確実に返済できる人が該当しますよ。収入で返済できる範囲での借入となります。そのため、担保や保証人が不要なのです。

担保とは

担保には車や家等が該当します。借りたお金が返せなかった時には、担保にしていた品物と引き換えにするのです。そのため借入額も品物に見合った金額となりますよ。

カードローンでは、申込者の収入に応じて借入となるため、担保は不要となりますが、確実に収入があることがポイントです。

保証人とは

保証人とは、借入した人が返済できなかった時には、借入した人に代わって返済する人になります。親や親戚・友人等に頼むことになりますが、なかなか気が引けて頼みづらいですよね。

カードローンでは、申込者本人を信用してお金を貸すため、保証人不要となっており、親や友人に保証人を頼む必要もありませんよ。

カードローンの仕組みは、担保・保証人なしとなっているため、精神的にもラクに申し込むことができますね。

知っていると安心！カードローンの特徴

ここまで見てきたカードローンの特徴をまとめると、以下の6点があげられます。

• 総量規制で借り過ぎ防止
• 取り立ての規制
• 即日融資も可能
• コンビニATMから手軽に借入可能
• 使いみち自由
• 担保・保証人不要

カードローンを利用するメリットはたくさんあげることはできますが、それでもカードローンと聞くと、利息が膨らんで返済が大変になるイメージを持っていませんか？

実はこまめに返済していけば、利息が膨らむことはないのです。

利息が膨らむ原因

カードローンは利息が高くて、利用したら利息ばかり支払うことになると思っていませんか？そんなことはありません。すぐに返済すると、ATMの時間外手数料よりも安く済みますよ。

現金（1万円）の入手方法	預金の引き出し	借入（金利年18％、2日後に返済）
時間外手数料	216円	約10円

土曜日に1万円用意しようと思ったら、預金を引き出すと時間外手数料として216円かかります。けれど、借入で2日後の月曜日に返済すると利息は約10円となります。

利息は日割計算となっていますので、返済期間が長くなればなるほど支払う利息も膨らみます。そのため、利息を膨らませないようにしようと思ったら、早めに返済するといいのです。

早期返済が利息を減らすポイント

一番最初に紹介した貸金業法では、利息の上限金利の引き下げも行っています。法律上の上限金利には以下の2種類があります。

• 利息制限法の上限金利:貸付額に応じ15％～20％
• 出資法の上限金利:改正前は29.2％

上記の金利が、貸金業法の改正によって出資法の上限金利が20％に引き下げられて、上限金利は利息制限法の水準（貸付額に応じて15％～20％）となったのです。

繰り返しになりますが、金利は年率で実際に借りている日数に応じて割って計算するため、早めに返済すると支払う利息を減らすことができます。

金利年18.0％のある消費者金融で、10万円借りた場合の返済総額は以下になりますよ。

返済期間	返済総額
1回	101,500円
12回	110,011円
24回	119,808円
36回	130,130円

カードローンでは約定返済以外にも随時返済に対応していますので、こまめに返済していくことが大切ですね。

カードローンの利用では、返済計画をしっかり立てることができると、過度に心配する必要はありません。