専業主婦がカードローンを旦那に内緒で利用できなくなった理由とは
旦那さんの給料は頭打ち。なのに物価は上がる一方。家や車のローンもあるし、給料日まで少し銀行のカードローンでつなげよう。旦那さんに知られるといい顔しないから、内緒で…と思ったら利用できなくなってる?!先月までは貸してくれたのにどうして?
銀行はどこも個人向けカードローンの自主規制を強めています。無収入の主婦に貸してくれるカードローンを銀行で探すのは、ほぼ不可能です。とはいえ、背に腹は変えられない。ほかにどこか貸してくれるところはある?
専業主婦がお金を借りにくくなったいま、どんな解決法があるのか考えてみましょう。
主婦がカードローンを利用できる条件とは?鍵はやはり収入!
主婦になると、子育てや家事が忙しくなり、収入を得る方法が限られてきます。大抵は自給800円~1000円くらいの短時間のパートやアルバイトがメインになります。しかし、最近はサラリーマンの給料は頭打ち、残業も少なくなってきたので家計のやりくりは大変です。
足りない分を補うため、主婦でもカードローンを利用する人は少なくないようです。主婦のカードローンの利用目的をみても、生活費や子どもの養育費、医療費、冠婚葬祭など生活に密着したものが多くなっています。
とはいえ、カードローンは利息も含めて確実に返済してくれる人にしか貸してくれません。
そのため、収入が少ない人の借り入れ限度額は非常に低くなります。また、いつ収入が途絶えてもおかしくないパートやアルバイトなど不安定な雇用で働いている場合は、金利も高くなりがちです。
カードローンの金利は8%~18%くらいですが、最低の8%で金利が抑えられるのは数百万円の多額の借り入れをしている場合で、パートの主婦では17%~18%くらいの金利は取られます。最低金利がどんなに安くても、主婦の借り入れでは該当しないということを知っておきましょう。
自主規制が厳しくなった銀行。消費者金融なら貸してくれる?
つい最近までは、銀行のカードローンとのほうが金利が安く、収入のない主婦でも配偶者に安定した収入があれば借りることができました。
しかし、それがあだとなり銀行が安易な貸付をくり返した結果、自己破産者の人数が上昇しはじめたのです。
銀行は低金利が続いた影響で、利益の減収が続いていました。個人向けカードローンは貴重な収入源となっていたうえ、厳しい営業ノルマもあり、あきらかに支払い不能な額を無理に貸し付けるケースが多発したのです。総量規制対象外だったことも災いしました。
これを重く見た日弁連が、銀行協会会長や総理大臣に意見書を提出します。
消費者金融は配偶者に安定した収入があれば貸してくれるところはいくつかありますが、少数派です。今の時点では、無収入の主婦がお金をかりるのは非常にむずかしい状態といえそうです。
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とはいえ、どうしても急にお金が必要なことは誰にでもあります。旦那さん名義でかりる、という方法をとることもできますが、家庭の事情によってはそれも難しい場合もあります。生活が苦しいことをどんなに説明しても理解してもらえない、パートやアルバイトをすることにいい顔をされない主婦は、内緒で消費者金融から借りることになります。
とはいえ、配偶者貸付は配偶者の同意書や住民票、源泉徴収表などの収入証明書を求められることもあり、借入を断念せざるをえないこともあります。
借りるのが難しいようであれば、やはり自分で収入源をつくるしかありません。
インターネットの発達で、家にいながらにして仕事ができるクラウドソーシングもかなり普及してきました。仕事の内容も事務やデータ入力など種類が豊富です。登録して自分のできそうな仕事を探すなど、少しでも収入をえる方法を探しましょう。
昼間、旦那さんのいない時間に家で仕事するのであれば知られる心配はほとんどありません。最近ネットにあふれているソフト闇金などを利用するのは絶対にやめましょう。
ソフト闇金は金融業者ではなく、犯罪者です。
金利も10割ちかくとられます。もちろん違法です。少しでも支払いが滞ったら、ほとんど恫喝といってもいいような取立てをしてきます。
旦那さんに内緒で借りてしまった場合は、収集がつかなくなってしまいます。
家計の問題は本来は旦那さんと相談して解決するのが一番です。難しいかも知れませんが、少しずつでいいので、旦那さんと話す機会をつくってみましょう。