カードローンで500万の借り入れは可能?返済額はエラいことに…
500万円借り入れないといけない状況になった場合、どうしたらよいでしょう?身近に貸してくれる人がいなければ金融機関にお願いするしかないでしょう。
でもどんな金融機関でも良いというわけではありません。銀行系、消費者金融系と選択肢はあります。また普通のカードローン もあれば、使用用途を限定される目的別ローンもあります。
どの形態の金融機関で借りいれるのがよいか、どのタイプのローンを利用するといいのか、どうすれば借り入れがうまくいくか、借りる方の身になって必要な情報を提供していきます。
カードローン と目的別ローンの違い
500万円もの大金を借り入れる場合、金利が高くなると利子だけでも相当な金額になってしまいます。
なるべく、支払い総額は控えたいものです。そうするためには目的別ローンを利用したいです。
ローンにはカードローン と目的別ローンがあります。その違いを簡単にまとめると
*カードローン :
- 無担保、保証人不要で利用可能
- 資金使途が自由
- 自由にお金を引き出すことができる
- 完済日が決まっていない
- 金利が高くなる
*目的別ローン :
- 申告した目的のみ借り入れ可能
- 金利はカードローン と比較すると低金利で済む
- 返済スタイルが決まっている
目的別ローンの使い道の例
住宅ローン、リフォームローン、自動車ローン、教育ローン、ブライダルローン、ビューティーローン(美容)、トラベルローン、葬儀ローン、介護ローンetc
事業資金や、教育資金、車の購入など、借り入れ目的が明確な場合はカードローン ではなく、専用の目的ローンを利用することをオススメします。
その方が金利も安くなります。しかし審査も長くなりますし、必要書類も多く揃えないといけません。利便性はカードローン のほうがいいかもしれません。
しかし、500万円借り入れするとなると目的ローンを利用したいところですが、今回は目的ローンが落ちた、あるいは使用できない前提で、これからはお話さしていただきます。
目的別ローンが利用できない場合はどうする?
基本、目的別ローンのご利用を勧めてきましたが、それが無理の場合はどうしたらよいのかということです。
カードローン の選択肢しかないじゃないかという声が聞こえてきそうです。カードローン も銀行系、消費者金融系があります。
しかし現実的に利用できるのは、銀行系カードローン になってしまうことが多いようです。
消費者金融のカードローン は、500万円もの金額を貸し出す想定をしていないのです。そして総量規制という法律があり、消費者金融からの借り入れは最大年収の3分の1に抑えなくてはならないからです。
500万円借り入れしたい場合は年収1500万円ないと借り入れできません。ですから、消費者金融のカードローン を利用できる人は少ないのです。
そうすると、銀行のカードローンを選択することになります。
では、借り入れする金融機関は銀行ということになると、どういう基準で選べばいいのでしょうか?その辺をみていきましょう。
銀行系のカードローン を選ぶ時のポイント
銀行のカードローン でもさまざまな銀行、金融商品があります。どういった基準で選べばよいのでしょう。
ポイントは
- 融資限度額
- 適用金利
- 必要書類
- 毎月の返済額
まず最初のポイント融資限度額です。まずどのくらいの借り入れに対応しているかが大切です。融資限度額がなるべく高いところに申し込みをするようにしましょう。
なぜなら、最高融資限度額が500万円のところで、500万円借り入れするということは最高額です。審査が厳しくなります。
最高融資額が800万円のところだと最高ランクの属性や信用情報を求められません。少しでも審査が通りやすくなるように融資限度額の高いところを選ぶようにしてください。
次も重要な金利です。金額が大きいですから金利の違いは大変大きなものになります。カードローンで100万円以上借り入れた場合は利息制限法により、年金利15%を超えることはありません。銀行系カードローンを利用する場合は10%以下に抑えたいところです。
必要書類も多くなってきます。どういうものが必要になるかといえば、本人確認書類、収入証明書類が必要になってきます。
ちなみに目的別ローンになると、さらに書類が増え資金使途を明確にするための書類、印鑑証明書類、住民票などを用意する必要があります。
最後のポイントは毎月の返済額を確認するです。最低返済額をチェックしておくことと返済にかかる手数料のチェックも怠ってはいけません。
フリーローンと呼ばれる金融商品は、追加返済は自由にできません。繰り上げ返済という形になり、繰り上げ返済手数料を支払わないといけないことになっています。
*フリーローンとは銀行カードローン より金利が割安だが、何度も借り入れできない金融商品
500万円の借金をすると利息、返済額はいくらぐらいになるのだろうか?
次の表は500万円借り入れをして、年利14%、12%、10%、8%で毎月支払額、支払い総額、返済回数がどうなるかをシュミレーションしたものです。
借入額 | 500万円 | 500万円 | 500万円 | 500万円 |
---|---|---|---|---|
年利 | 14% | 12% | 10% | 8% |
毎月支払額 | 116,341円 | 111,222円 | 106,235円 | 101,381円 |
支払い総額 | 6,980,445円 | 6,673,301円 | 6,374,079円 | 6,082,892円 |
返済回数 | 60回 | 60回 | 60回 | 60回 |
年利が違うと支払い総額にかなりの金額が変わってくることがお分かりいただけたと思います。ですから、なるべく金利の安い商品で借り入れをしなくてはなりません。
カードローンで500万円借り入れの審査に通って、返済時に注意したいこと
基本は目的別ローンなど金利の安い商品で借り入れをしたいところですが、総量規制の関係などで止むを得ず銀行のカードローン で借り入れをした場合は
注意しないといけないことがあります。
そうなってしまうと、せっかく借り入れができても、借金がかさんでしまいます。
もし、カードローン で多額の借金をする場合は、元に借りたお金(元金)を返済することに専念して、新たな借金をしないようにしないといけません。
その点を注意してください。