カードローンは外国籍でも利用可能!条件と手続き方法の徹底解説
「カードローンを利用したいけど、自分は外国籍だから利用できるかわからない、利用方法を知りたい」という方は多いのではないでしょうか。
外国籍の方がカードローンを利用するには、いくつかの条件を満たして必要な書類をそろえれば、日本国籍の場合と同じように利用することができます!
そこで今回の記事では、外国籍の方がカードローンを利用するにはどのような書類が必要で、どのような手続きをとる必要があるのか?ということについて、紹介していきましょう。
「外国籍だから審査が不安、手続きもよくわからない」という方はぜひ一度読んでみてくださいね。
外国籍の方がカードローンを利用する時に必要な書類は?
外国籍でも日本国籍の方と変わらず、カードローンを利用することは可能です…しかしながら、いくつかの条件があることと、外国籍ならではの必要書類があります。
まず日本国籍の方がカードローンの審査に申し込む場合は、申込書と運転免許証などの身分証明書類が必要となりますが…
外国籍の方がカードローンの審査に申し込む場合は、申込書に加えて以下のような書類のいずれかが必要となります。
- 特別永住者証明書(主に銀行系のカードローンに必須)
- 外国人登録証明書(主に消費者金融系カードローンに必要)
- 在留カード(主に消費者金融系カードローンに必要)
また、身分証明書類としては以下の中から1点ほど提出することになりますので、忘れずに用意しましょう。一番用意しやすいのはパスポートあたりでしょうか。
- 運転免許証
- パスポート
- 健康保険証
そして、ここがもっとも大切なポイントですが、外国籍の方がカードローンを利用するには以下のような条件を満たすことが必要になります。
- 永住許可を受けている
- または中長期在留者である
- 日本語が理解できる(契約書を交わすため)
- 毎月安定した収入がある
- 現在の勤務先に6ヶ月以上勤めている
- 日本に長く住んでいる
ここからは以上の6つの条件について、ちょっと詳しく紹介していきましょう。
永住許可を受けている方でないとカードローン利用不可
特別永住者証明書や中長期在留のビザなどを保有し、永住許可を受けている方でないと、残念ながらカードローンを利用することはできません。
このため、金融機関も「国内での永住許可がある」という方にしかお金を貸さないようにしています。
このような状態から考えると、借入申し込みの際には先ほど紹介した必要書類の他に、「住民票」もあれば、より信用度が増して審査に通りやすくなります。
なお、住民票やマイナンバーカードなどの受け取り方については、後でご紹介しましょう。
日本語の理解力は必須!日本語ができない方は契約不可
「自分一人ではよくわからない」という方は、配偶者やパートナーなど信頼のおける方と一緒に審査を受けるのも良いかもしれませんが…
防犯面から考えれば、やはり借入審査などは自分一人で受ける方が確実に安全だと言えるでしょう。
基本的に毎月安定した収入がないと借りられない
永住者証明書もあって、日本語もよくわかる…けれども、カードローンを利用するには、やはり収入がなくては借りられません。
これは日本国籍である場合もそうですが、収入がない方はお金を借りることはできないのです…なぜなら、借りても返すことが不可能だからです。
「お金を借りたい」という場合は、まずはアルバイトでもパートでも何でも良いので働いて、毎月まとまった収入を得られるようにしましょう。
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現在の勤務先に6ヶ月以上勤めている場合審査に有利に
毎月安定した収入があると、審査に通りやすくなりますが、現在の職場で少なくとも6ヶ月以上勤務していると、より審査に有利となります。
勤続年数は長ければ長いほど良いので、もちろん6ヶ月より1年、1年より2年、と長くなるほど金融機関からの信用を得ることができます。
日本に長く住んでいる方も審査には有利となる
最後に、日本に長く住んでいる場合は、これまで紹介してきた条件を自然と満たしている可能性が高いですね。
つまり、日本語も堪能で、働いていて毎月安定した収入がある、永住者証明書もある、自然と条件をそろえている場合が多いため、日本に長く住んでいる場合は自然と審査に通りやすくなっていると言えます。
このような場合は、早速必要書類をそろえて借入申し込みに行ってみましょう。
ちなみに、銀行のカードローンよりも消費者金融のカードローンの方が、必要書類が少なく、審査時間も短い場合が多いです。
「あまり審査に受かる自信がない」「早めに借りたい」という外国籍の方は、消費者金融を利用してみると良いでしょう。
外国籍の場合の手続き方法は?何か特別な手続きはある?
さて、それではここからは「外国籍の場合は手続きの面では何か特別なものはあるのか?」ということについて紹介していきましょう。
外国籍である場合の審査申し込みには、先ほど紹介した提出書類をそろえる、ということ以外にはとくに特別な手続きは必要ありません。
日本国籍の方と同じように、インターネットや窓口などから申し込みを行いましょう。
そこで、審査に通りやすくするためには、以下のようなものをそろえてから審査を受けることをおすすめします。
- マイナンバーカード
- 銀行口座
- 住民票
- 健康保険証
- 固定電話
どれも「この人は日本にずっと居るのかな」と感じさせるものばかりですよね。審査の際には以上のようなものを用意しておくと信用度が増して審査に通りやすくなります。
マイナンバーカードと住民票は市役所で発行可能
マイナンバーカードや住民票は「外国籍でも作れるの?」と思っている方が多いのですが、外国籍でもマイナンバーカードや住民票を作ってもらうことが可能です。
マイナンバーカードや住民票は、お住まいの市役所などで手続きをすれば、登録して発行してもらうことが可能なので、カードローンを申し込む際はぜひ手続きを行いましょう。
外国籍でも銀行口座を作ることができる!
次に銀行口座ですが、こちらも外国籍でも作ることが可能です。銀行口座を作るには、在留カードと印鑑が必要ですが、それさえあればすぐにでも作ることができます。
なお印鑑は英語表記で作成してもらうことが可能です。名字だけでも名前だけでも良いので、自分の名前の印鑑であることがわかるように作りましょう。
銀行口座があることで信用度も増しますが、その他カードローンを利用するには銀行口座があるととても便利なので、そのような意味でも口座開設をおすすめします。
健康保険証は3ヶ月以上の在留で加入義務がある
健康保険証も外国籍でも作ることができます…作ることが可能、というよりも国民健康保険は「在留期間が3ヶ月以上の場合は加入義務がある」ということをご存知でしょうか。
このため、永住者証明書や中長期滞在のビザをお持ちの場合は、必ず国民健康保険に加入し、健康保険証を持ちましょう。
持っていれば病院にかかる際に便利ですし、身分証明書にもなります。また借入審査にも有利になります。
固定電話を持っている場合はさらに審査が有利に
最後に固定電話を持っている場合は、より審査が有利になりますので、もしも余裕があれば自宅に固定電話を置きましょう。
これは、固定電話があることで、金融機関からはある程度住所の特定をしやすくなるため、「この人は借りたまま逃げることはないだろう」と信用度が増すからです。
なお固定電話を自宅に置く一般的な方法は、NTTに連絡してNTTの電話加入権を購入し、固定電話を購入します。
新規で契約する場合は施設設置負担金として36,000円(税抜)と契約料800円(税抜)、その他工事費2,000円などが必要となる場合があります。
ですが、電話加入権はインターネットの同時加入でセットで購入できる場合もありますし、将来的には電話加入権は無料になる、という話もあります。
「これからインターネット回線もつなぐ」という場合はお得に利用できるものを利用すると良いでしょう。
外国籍の方でも条件次第でカードローンを利用可能!
外国籍の方がカードローンを利用する際の条件や手続き方法などについて紹介してきましたが、いかがでしたか?
外国籍の方でも決められた条件を満たせば、カードローンを利用することが可能です。
最後にもう一度まとめておくと、外国籍の方がカードローンを利用するには以下のような条件が必須となります。
- 永住許可を受けている(特別永住者証明証などを保有している)
- または中長期在留者である(中長期在留のビザを保有している)
- 日本語が十分に理解できコミュニケーションがとれる
- 職に就いており毎月安定した収入がある
- 現在の勤務先に6ヶ月以上勤めている
- 日本に長く住んでいる(最低でも1年以上が望ましい)
外国籍の方でも以上のような条件をそろえていれば、カードローンを利用することが十分可能です。
また、「インターネットから申し込むのは不安だな」という場合は、窓口で色々と質問しながら申し込むのも、わかりやすくておすすめですよ。