繰り上げ返済を利用してカードローンを賢く使う方法とは!
カードローンを利用している方にとっては、できるだけ支払う金額を少なくしたいですよね。
でも借り入れしている会社にいわれる通りに返済していくと、返済期間は長くなりますし、支払う金額も多くなってしまいます。
どうすれば借り入れ期間は短く、支払う金額も少なくできるのでしょう。
その方法は繰り上げ返済です。ただ繰り上げ返済はタイミング間違えると逆に延滞料金を支払わないといけなくなることもケースもあります。
今回は繰り上げ返済のやり方についての説明です。
繰り上げ返済とはなにか
通常の返済は約定額(借り入れている会社から最低これだけ返済してくださいといわれている金額)を支払うことが多いのではないでしょうか。
しかし、この方法だと支払い金額は多くなるし、期間もそれだけ長くなってしまいます。
ではどうするか。「繰り上げ返済」をするのです。
繰り上げ返済とは差最低支払わないといけない金額以上に返済することです。
余裕のあるときは多めに返済しましょう。
利息だけを返済するのでなく元本(借り入れした金額)も減らしていくことで、利息も減ってきます。
繰り上げ返済はメリットが多いです。次の章は繰り上げ返済のメリットについてです。
繰り上げ返済のメリットについて
メリットとして挙げられるのは
- 支払う総額が減る
- 借入期間の短縮
- 繰り上げ返済は自分のペースでできる
繰り上げ返済をすれば、支払い総額が減ります。
カードローン の利息は日数計算ですから、借り入れ期間が短ければ短いほど利息の金額は減ります。
金額が早く減れば、当然借り入れ期間が短縮されます。そして、繰り上げ返済は自分が余裕のある時だけでも可能です。
厳しい時は通常通りの支払いをすればいいのです。ただこの気持ちが強すぎることのないようにしないといけませんね。
最低支払額だけ支払うことは、支払い総額を多くすることですから…
自分のペースを見つけることが大切です。そして繰り上げ返済が通常にできるようになったら、しめたものです。
繰り上げ返済をするときの注意点
繰り上げ返済をしたからといって一部の住宅ローンのように手数料を取られる心配は、カードローン にはありません。
ですから、余裕があればどんどん返済しちゃいましょう。
ただ注意してもらいたい点があります。
返済するタイミングです。早めに返済したお金の取り扱いはカードローン 会社で異なってきます。
返済期日14日前以降に入金したものは当月返済分としてカウントしてくれますが、15日前より早く入金したら前月の追加返済という扱いになります。
追加返済になると翌月はまた通常の金額を支払うことになるのですが、それを忘れてしまい延滞金発生、なんて事態にならないように注意しないといけません。
返済した時の明細などで、次回の支払い期日などよく確認するようにしましょう。
また繰り上げ返済は、借り入れてから早い時期でおこなうほうが効果的です。
カードローン の利息の計算は日割り計算ですから、早い時期に返済することで全体の借り入れ金額を減らすことができるので、早め、早めを心がけましょう。
それから、完済の場合も注意しましょう。利息は日数計算ですから借り入れ期間によって金額が変わってきます。1,000円未満の端数が出てくることも多いでしょう。
そんな時にコンビニのATMなどから入金したら、端数がいれれないことが多いです。支払い金額をネットやコールセンターで確認しておくと安心です。
返済シュミレーションを積極的に利用しよう
カードローン 会社のホームページには「借り入れ金額」「返済月数」を入力することで簡単に返済プランを出してくれます。
この返済シュミレーションを利用して返済額を今月〇〇円入金したから返済回数はあと何回になるとか、いろいろシュミレーションができます。
通常の返済の仕方より、繰り上げ返済によって自分はどれくらい支払いが得になっているかがわかります。励みになりますよ。
カードローンの返済方法にもいろいろありますが…
元利定額リボルビング方式:毎月の返済額が一定になっておりその中に利息分が含まれています。
残高スライド元利定額リボルビング方式:借入残高に応じて毎月決まった額を返済していくやり方です。
カードローン では「元利定額返済」と「元利定率返済」があり、カードローン のほとんどは「元利定額返済」です。元利定率返済を採用している会社にはアコムなどがあります。
元利とか元金とか違いがわかりにくいですよね。簡単に言葉の説明をしているものがありますので参考にしてください。
元利 | 元金と利息の合計支払額が毎月一定になるもの |
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元金 | 毎月決まった額を元金の返済に充てて、それプラス利息を払う |
定額 | 毎月の返済額を金額で指定するもの |
定率 | 毎月の返済額を借入残高の○%など割合で決めるもの |
このようにカードローンの返済方法は様々存在しますが、こういうものがあるんだという認識で結構です。
返済方法で借入先を選ぶことはないのでそんなに気にしなくてもいいでしょう。
気にしないといけないのは利息です。利息が何%になっているかで返済金額が変わってくるのですから…
そして最低の返済金額を決めるのは借り入れた会社ですが、あくまでも支払う金額を決めるのは借りた御本人です。
ここで多く支払う ー 繰り上げ返済をすることで早く返済を終わらせることができるのですから。
繰り上げ返済をしようとして無理はしないこと!
誰でも早く借金は返したいものです。そのためにも繰り上げ返済は欠かせません。しかし無理な返済は、新たな借金のタネになってしまうこともあります。
余裕のある時に、通常より多く支払うようにすればいいのです。例えばボーナス時期にはドーンと返済するとかです。
借り入れ会社からは返済の最低金額を伝えられています。それを絶対返却することだけは欠かさないようにしてください。
そうなれば最悪もう借り入れができなくなる場合もあります。最低でも借り入れ会社の最低支払い金額を支払うようにしてください。
しかし、余裕のある時が来れば繰り上げ返済をドンドン活用していきましょう。繰り上げ返済をして損をすることはほとんどないです。