カードローンの増額審査の時間はどれくらい?増額の流れを把握する
カードローンの審査では、初めての申し込みでも消費者金融では即日融資が可能です。対して銀行の場合は、一時期は即日融資が可能だったのですが、今は様々な問題により即日は難しくなってきており、早くても次の日という形になってきています。
カードローンの利用中にその額を増やしたくて増額希望を出した時は改めて審査が行われることになるのですが、では、この場合の審査では早く増額してもらえることは可能なのでしょうか。
増額審査での時間のかかり方について、いろいろと調べてみたいと思います。
カードローンでもっとお金が借りたければ増額申請をする!その条件は
カードローンでは、最初の申し込みの段階で審査が行われることは、広く知られています。これは、消費者金融でも銀行でも同じです。
その後、審査が無事通過し、借り入れや返済を行っていくうちに限度額が足りなくなって増額を考えることがあります。
しかし、最初の審査が通ったからと言って、誰もが増額できるわけではありません。その増額の申請をする段階で、増額が可能となる条件の目安があります。
増額できる条件や要因
- 契約(利用)してから少なくとも半年以上経っている
- 他の借金が完済して生活に余裕ができた
- 年収が上がった
このようなタイミングは、増額するチャンスと言えます。中には、利用していてある程度時間が経てば、自ずと消費者金融から増額の案内をされることがあります。
増額だろうとカードローンには必ず審査がある!避けることはできない
貸金業者から増額案内が届くこともありますが、どのような形であろうと増額に対しては、必ず審査があります。
これは、避けられません。もちろん、審査は最初に申し込みをした時よりはチェック項目が少ないと言えます。
増額審査でチェックされる項目
- 利用実績
- 返済状況
- 他社借入
- (在籍確認)
通常、増額の時は、新たに在籍確認をしていない場合が多いのですが、転職している場合には、改めて在籍確認が行われます。
その在籍確認ですが、会社の方に電話が難しく、貸金業者の方も提出書類でも構わないところならば、事前に書類を用意しておくと安心です。
【関連記事】
カードローンは転職直後でも大丈夫!虚偽申告せず審査を通過する方法
増額審査によっては減額や借入停止もあり得る!延滞には要注意
増額審査では、返済状況や他社借入の内容によっては、増額できないどころか、限度額が下がったり借り入れの停止になってしまうこともあります。
その要因としては、このようなものがあります。
限度額が下がったり借入停止になる要因
- 延滞をしている
- 失業した・転職した
- 年収が下がった
- 他社から借り入れしている
- 総量規制にひっかかる金額に達している
自社の借り入れや返済状況は審査するまでもなくわかるかもしれませんが、他社借入については、増額審査が行われるまで信用情報機関に照会することができません。
その為、たとえ増額案内を貸金業者の方から行ったとしても、信用情報に増額にできない要素があれば増額できませんし、状況によっては限度額が下がったり、借入停止の可能性も出てきます。
特に要注意は、延滞です。これは借り入れいしている業者の場合もそうですが(そこで延滞があれば、貸金業者から増額案内はないと思いますが)、他社の借り入れでも同じです。
増額は可能になるまで時間がかかるが審査時間はあまりかからない?
そもそも増額は、今、借り入れしているカードローンの限度額が足りなければ、考えることでしょう。もちろん、貸金業者の方から増額の案内があれば限度額が足りないとう訳ではないでしょうが、それでも増えれば助かると思う人は多いでしょう。
場合によっては、すぐにでも増額して欲しい人もいるかもしれません。とはいえ、例えば初めて申し込みをして限度額が希望額に満たなかったからと言って、すぐに増額は難しいでしょう。
増額の申し込みまではある程度の期間が必要!せめて半年は我慢する
一般的に、増額には少なくとも最初の契約から半年はかかると言われています。
できれば1年は経っている方が、かなり有利です。
これは、上記の審査項目でもでわかるように、利用実績がチェックされるからです。
例えば、契約はしたし半年は経ったけど、1度も借り入れをしたことのない人だと、本当に返済してもらえるのかどうか、まだその人とがどのような人かがわかりません。
借り入れ返済を繰り返し、きちんと延滞せずに返済ができる人と判断されれば、増額の可能性が出てきます。その為には、ある程度の期間、様子を見る必要があります。だからこそ、半年から1年の時間が必要なのです。
増額の審査はあまり時間がかからない?実は業者や銀行によって違う
反面、増額審査では、あまり時間がかからないと言われています。
増額審査で掛る時間の目安(最短)
銀行 1~2時間
ただ、これは特に問題がなく最短での、あくまで目安です。
また、収入証明書類の提出等がある場合は、その分時間がかかります。時間が心配な時は、事前に時間の目安を聞いておくといいかもしれません。
収入証明書類提出の必要な条件はこのようになっています。
- 自社で融資希望額が50万円を超える場合
- 他社を含めて融資(希望)総額が100万円を超える場合
これは法律でも決まっていることなので、この金額を超えることがわかっていれば、前もって用意しておきましょう。それ以外にも、貸金業者が必要と判断されると、書類の提出を求められます。
その多くはあまり時間をかけないのですが、たまに時間をかけて審査するところもあります。数日から1週間かかることもあります。特に、地方銀行などではもっと時間がかかることが多く、中には数週間かかるところもあるようです。
ちなみに増額可能な金額は、多くの場合、10万円程度だと考えておきましょう。
審査はあまり時間がかからないが自分でやれることはやっておく
基本的には、増額審査の方が、申込時よりも時間がかからないと言われています。が、やはり貸金業者や銀行で違いがあります。
その為、できるだけ早く審査をすませたい時は、先に自分で準備できることはすませておきましょう。
審査を早くするためにできること
- 収入証明書類を用意しておく
- 増額希望も少額にしておく
書類については先に説明しましたが、増額希望も少額ならば、収入証明書類の必要はなくなります。
もちろん、審査も金額によって差別をするわけではないのですが、やはりいきなり大金の希望を出すと、不審に思われることがあります。となると、審査が慎重に行われることになり、その分時間がかかることになります。
どうしても、必要な金額があるのならば別ですが、そうでなければ増額に関してもコツコツ進めていく方が、信頼を得やすいのではないでしょうか。
どうしてもすぐにお金が必要な時は他社に新規で申し込みする
ただ、どうしてもお金がすぐに必要な時があるかもしれません。
時間がなくすぐにでもお金が必要な時は、増額ではなく他社へ申し込みをする方が早いと言えます。
審査や対応の早さから言って、銀行よりも消費者金融の方がオススメです。銀行の場合は初めての申し込みでも早くて翌日融資になるからです。消費者金融は、申し込み時間にもよりますが、即日融資が可能としているところが多いです。
もちろん、審査があるので必ず融資してもらえるとは限りません。
貸金業者での融資は、総量規制と言って法律で複数社含めても総額で年収の1/3までしかできないことになっているので、金額があまりに大きい場合は、審査も通らなくなります。または、少額の融資になります。
銀行の場合は総量規制の対象外ではあるのですが、昨今、銀行の過剰融資も問題になっているので、金額が大きい場合はこちらもまた必ず融資してもらえるとは限りません。
カードローンで大切なのは時間よりも実績をつくること!それが一番
カードローンでは、審査があることでわかるように、何より返済ができるかどうか、信用ができるかどうかで、大きく変わってきます。それは、最初の申し込みも増額も同じです。
ただ、時間の掛り方は、最初と増額では違い、特に増額の場合、契約してからの時間を要します。増額の審査に関しては、基本的に申込時よりは時間がかからないとは言われていますが、それも消費者金融は銀行により違いがいあるので、必ずとは言い切れません。
どちらにしても、借り入れして返済をするという実績を作ると、何かと有利になることには違いがないので、延滞だけは起こさないようにしましょう。