カードローンの返済計画を考察!返済シミュレーションの方法と必要性
最近のカードローンは、スマホひとつで契約できることもあり、非常に借りやすくなりました。しかし、手軽に借りられることがあだになり、完済しないうちに借りてしまって、気がつくと借入額が膨大な金額に!こんな例が最近増えています。
カードローンは、小額でも必ず利息がついてきます。最初に返済計画をしっかりたてておかないと、任意返済や自己破産など、社会的信用を失うことにもなりかねません。
カードローンの利息の返済方式をしっかり勉強して、無理のない返済計画をたてましょう。
利息は返済方式で違ってくる!借りる前に必ず確認を
当然ですが、カードローンには必ず金利がついてきます。借りる金額や借りる人の属性によって金利は違ってきますが、12%~18%の間になります。
しかし、同じ利率でも返済方式で返済する金額が違ってきます。
例えば、毎月の返済金額を1万円にすると、10万円借りても、50万円借りても毎月1万円を返済していくことになります。
毎月の返済額が一定なので、あまり生活苦を感じることなく返済できるメリットがある一方、借り入れ金額が多いと返済が長引く分、支払う利息が増えてしまうというデメリットがあります。
リボルビング払いにもいくつか種類がありますが、カードローンではほとんどの業社が残高スライドリボルビング方式を採用しています。
残高スライド方式はさらに以下の4種類に分かれます
2.残高スライド元金定額リボルビング方式
3.残高スライド元利定率リボルビング方式
4.残高スライド元金定率リボルビング方式
定額は、毎月一定の金額を支払うことです。定率は、借り入れ残高に一定の金利をかけています。返済金に利息が含まれる場合は元利、含まれない場合は元金となります。これらを組み合わせることで返済金額に違いが出てきます。
残高スライドとは、借り入れ残高によって返済最低金額が決まっていくことです。最低金額以上であれば、返済額を自分で設定することができます。よって、月によっては返済金額が想像以上に膨らむことがあります。
返済シミュレーションを活用すれば返済計画をたてやすくなる
金利を返済方式に照らし合わせて自分で計算するのは、なかなかハードルが高いといえます。でも、心配する必要はありません。
ほとんどの金融機関は自社のwebで返済シミュレーションが簡単にできるようになっています。
借り入れ金額と毎月の返済金額、または返済回数を入力するだけで、毎月の返済額と返済総額が、あっという間にわかるようになっています。ためしに、某銀行のカードローンのシミュレーションで20万円の借り入れした場合の返済額を計算してみました。
返済方式は、残高スライド元金定額リボルビング方式、金利は14.5%で毎月2万円を返済するとします。
回数 | 返済金額 | 元金 | 利息 | 残高 |
---|---|---|---|---|
1 | 20,000 | 17,584 | 2,416 | 182,416 |
2 | 20,000 | 17,796 | 2,204 | 164,620 |
3 | 20,000 | 18,011 | 1,989 | 146,609 |
4 | 20,000 | 18,229 | 1,771 | 128,380 |
5 | 20,000 | 18,449 | 1,551 | 109,931 |
6 | 20,000 | 18,627 | 1,328 | 91,259 |
7 | 20,000 | 18,898 | 1,102 | 72,361 |
8 | 20,000 | 19,126 | 874 | 53,235 |
9 | 20,000 | 19,357 | 643 | 33,878 |
10 | 20,000 | 19,591 | 409 | 14,278 |
11 | 20,000 | 14,287 | 172 | 0 |
累計214,495円 利息14,495円
借りる前に、必ずシミュレーションして自分が無理なく返済できそうな金額を割り出してみましょう。
利息を少しでも減らしたいなら、繰上げ返済で返済回数を減らそう
カードローンの利息を少しでも減らしたいなら、一回の返済金額をなるべく多くして、一日も早く返済しましょう。
返済金額の変更は電話するだけで簡単にできます。ボーナスが出たり、臨時収入があったらなるべく返済にあてるようにしましょう。
リボルビング払いは返済回数が多いほど、利息もかさみます。
毎月の支払い金額が少ないからといって、次から次へと借りると後で返済に行き詰まってしまます。借りる前にシミュレーションして、返済計画をたてましょう。
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どうしても遅れる場合は、すぐ連絡して支払う意思があることを最大限にアピールしましょう。1回目きりなら、返済を待ってくれることもあります。