ろうきんのカードローン審査とは？申込みから利用時までの流れを解説

最近のCMでよく目にする”カードローン”という言葉。皆さんはどんな印象を持っていますか？使ったことがある人もいれば、カードローンなんて絶対ダメ！という人もいるかもしれませんね。

では、皆さんはこのカードローンに、実は、”銀行系”や”消費者金融系”、さらに”ろうきん”というカテゴリーがあることをご存知でしたか？特に、最近注目され始めたろうきんのカードローンについてはほとんど知らない人が多いのではないでしょうか？

ろうきんカードローンがどういうものか、また審査に特徴はあるのでしょうか？知っているようで知らないカードローンのことを、今回は少し掘り下げてみましょう！

いざという時のカードローン・・・その意味は？

お金が必要だ！という時に、解決策の一つとして最近ではカードローンも一つの選択肢となってきましたね。CMでも、「いざという時のカードローン」というキャッチフレーズをよく耳にするのではないでしょうか。

では、なぜ、突然のお金のピンチにカードローンが重宝されるか、皆さんは分かりますか？

カードローンの特長

カードローン とは、借りるときに保証人・担保の必要がなく、使途も限定され ないタイプのローンです。
通常お金を借りる時は、住宅を買うための住宅ローンや、車を買うためのマイカーローンのように、使いみちも決められているものが普通です。
また、こういったローンには保証人が必要であったり、担保を求められることもあります。その分、何千万円という大金を借りることができる、というわけです。

一方、カードローン の場合は利用の際に保証人の要求や使いみちの制限がないため、借り入れられる額は多額ではありません。しかし、突然3万円の出費ができてしまった、など少額なお金が必要な時には力になってくれるローンです。

また、一度審査に通れば、審査で認められた限度額の範囲内であれば、借りたり返したりを何度でも自由にすることができます。こういった特長から、いざという時のカードローン と言われ、頼りにされているのです。

カードローン の種類

このカードローン をもう少し掘り下げてみると、カードローン はどこがお金を貸しているかによって、”銀行系”や”消費者金融系”に分けることができます。なぜこのように分類できるかというと、銀行系は銀行系の、消費者金融系は消費者金融系の特徴があるからです。

どこがお金を貸しているかで、どんなことが違うのか具体的に見てみましょう。

銀行系カードローンと消費者金融系カードローン の違い

消費者金融系と銀行系のカードローンには、どんな違いがあるのかを下の表にまとめてみました。

項目	消費者金融	銀行カードローン
代表的な会社	アイフルなど	楽天銀行など
金利の目安	上限金利17.6％〜18.0%	上限金利12.475％〜14.6%
即日融資	可（申し込み時間による）	不可

＊銀行カードローンは、即日カード発行される場合でも、融資は翌日からとなっています。

消費者金融系は、すぐに貸してくれるけれどその分金利は高め、銀行は1日待つ必要があるけれど金利は低め、という違いがありますね。

注目のろうきん 系のカードローン

さて、それぞれの特徴を見てきましたが、もう一つ最近注目したいのが、ろうきんのカードローンです。
つまり、お金を貸すところが”ろうきん”であるカードローンのことです。さて、皆さんは、”ろうきん”というところが、どういうところかご存知でしょうか。

ろうきん って何？という方も多いと思いますので、まずその点をおさえておきましょう！

ろうきんとは？

ろうきん は、正式名称を労働金庫と言い、会員のための金融機関です。ここでいう会員とは、勤めている会社の労働組合の会員、生活協同組合の会員のことを言います。
ただ、こういった組合に入っていない人でも、労働者であれば会費を払うなどして会員になる事ができます。またもちろんろうきんでも、通常の銀行と同様、お金を預けたり引き出したりできます。その他のサービス内容は銀行と変わりませんが、営利を目的としないところが一般的な
銀行との決定的な違いです。

営利目的ではないので、他のカードローンに比べると、ローン金利が低く設定されいて、しかも金利の割引が色々あるのがろうきんカードローンの大きな魅力です。

実際、どれくらいの金利なの？

上の表で、銀行カードローンや消費者金融で借り入れた場合の金利は確認しました。では、ろうきんでの借り入れの場合の金利はどれくらいでしょうか。それほど金利が違うものなのか気になりますね。
ろうきん は、お住いの地域ごとに組織があり、その組織ごとに微妙に金利や割引率が違いますので、ここでは、主な地域の労働金庫の金利をまとめました。

中央ろうきん（関東）	東海ろうきん	近畿ろうきん
5.275%〜8.475％	7.7％　＊割引前	6.550%～8.950%

＊中央ろうきん、近畿ろうきんの金利は、金利引き下げ項目全てに該当した場合が左の数値

銀行カードローン や消費者金融の金利と比べると、13％くらいの違いが出ます。また、ろうきんの口座を給与振込口座にしてしていたり、公共料金の引き落とし口座に指定しているとこの金利がさらに下がります。ろうきんで借りるときは、ぜひこの引き下げ項目に該当するようにしたいものです。

金利が低いことは大事なのでしょうか

さて、皆さんは、金利が低いことがどれくらい大切か知っていますか？
低ければいいことは当然わかっていると思いますが、金利の違いがどんなさを生むのでしょうか。

例えば50万円を借りて５年間で返したとしますその場合に支払う利息の合計額の違いを比べて見ましょう。

どうでしょうか。
同じ金額を同じ期間借りても金利が違う事でこんなに差が出るのです。借りるなら、金利の低いところを選ぶべきなのがよく分かりますね。

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ろうきん カードローンのメリット・デメリット

ろうきん カードローンのメリットは、まずは金利が低いことにありました。では、他にはどんなメリットがあるのでしょうか

ろうきんのメリット

• • ATMから引き出す時の手数料がキャッシュバックされる
  • ネットやスマホで残高の確認ができる
  • ネットやスマホで普通預金へ資金の移動ができる

特にATMでの手数料がかからないのは、カードローンにとっては、大切なポイントです。

• • なぜなら、カードローンは一度審査が通れば、限度額の範囲内で何度でも借りたり返したりができます。

• • 借り入れ・返済を繰り返す前提ですから、これに必要なコストは低ければ低いほどいいですし、かからないのであればなおいいですよね。

さて、ではデメリットはなんでしょうか？

ろうきんカードローンのデメリット

一般的にカードローン会社の審査は、即日、または翌日までに終わります。なので早ければ当日、または翌日に現金を手にすることができます。しかし、ろうきんの審査はほかのカードローン会社とはすこし時間がかかることが多いようです。

ろうきん の審査の流れ

ろうきんの審査に時間が必要なのは、他のカードローン会社とは少し審査の流れが違うためです。ろうきんのカードローンの審査は次のようになります。

• • • • 仮申し込み
      • 仮審査
      • 仮審査結果通知
      • 本申し込み
      • 融資開始

まずは、仮申し込みをして、仮審査をを受けます。仮申し込みはネットまたは店頭にて申し込みができます。仮審査の結果が届くまで、だいたい一週間くらい必要です。この仮審査で、現在受けられる融資額がわかります。
これはあくまで仮審査なので、その後、本審査ために必要な書類を提出し、提出から一週間程度で実際に融資の可否がわかります。ここで融資可能だった場合には、カードローン専用のカードが、この後一週間程度送られてきます。

仮申し込みから融資開始まで、だいたい１ヶ月程度見込んでおく必要があります。もう、明日にでも現金がいるという場合には、大きなデメリットとなります。

しかし、今までに見てきたように、金利が低いことのメリットを考えるとろうきんで借りられるように工夫することをおすすめします。

審査は厳しいの？

次にきになるのは、審査が厳しいのか、自分は審査に通るかな、ということだと思います。ろうきんの審査が特に厳しいということはなさそうです。が、申し込みには、組合員であることなど、条件があります。まずは自分がそれを満たしているかを確認しましょう。

また、当然、信用情報に問題がないことが重要です。信用情報とは、今までのカードローンの利用歴・返済歴、クレジットカード利用歴などが全て記録されています。その信用情報に延滞など、いわゆる金融事故があると、ほかのカードローンと同じく審査には通りにくくなります。

カードローンは賢く使いわけるべき！

カードローンにも、それぞれ特徴があることがわかっていただけたと思います。状況に応じて最適なカードローンを選ぶことで、支払う利息や手数料が大きく変わりますので、お金が必要な時はどのカードローンと契約をするのか慎重に検討しましょう。

例えば、すぐさまにでもお金が必要な場合には、消費者金融系のカードローンがおすすめです。１、２日くらい待てるなら、消費者金融系のよりも金利の低い銀行系のカードローンがおすすめです。支払いまで１ヶ月ほどゆとりがある場合であれば、最も金利も低く、ATM手数料もらないろうきんのカードローンがおすすめです。

でもカードローンはあくまで最終手段です。日頃から、収入以上に使い過ぎないように心がけるようにして、自身の収入の範囲に支払いが収まるようにしましょう。