カードローンの利息はばかにならない!利息を減らす方法
カードローンを使ってお金を借りると、必ず利息が発生します。これは誰でも知るところですが、その本当の意味や実際に利息がどれくらいあるのかをきちんとわかっている人は、少数だと言えます。
ただ、あまりわかっていないけれど利息は少ない方がいいと思う人は、当然ながら多いでしょう。また、少ない方がいいと言いつつも、どうしたらいいのかわからない人もそれに付随しているでしょう。
利息について、今一度しっかりと理解し、少しでも減らせる方法を考えてみたいと思います。
カードローンの利息は金利で大きく変わる!低い方がいいのは当たり前
カードローンを利用すると返済時には、必ず利息も合わせての金額を返済することになります。
そして、レンタルDVDとは違って人によって借りる額が違うため、利息は1回○○円と固定額では決められていません。借りた金額の割合で利息が決まります。これが金利になります。
実際には思うように低い金利にはならない!総合的に借入先を決める
金利はどこの消費者金融だろうが銀行だろうが、それぞれのカードローンのコマーシャルでは必ずと言っていいほど真っ先に記されます。それだけ、借りる側も重要視しているからだというのが、ここからわかります。
借りたお金に対しての割合で利息が決まるのですから、誰でも低い金利の方がいいのは考えなくてもわかることでしょう。
大よそですが、一般的なカードローンの金利としてはこれぐらいになっています。
消費者金融 | 3%台~18% |
---|---|
銀行 | 2・3%台~14%台 |
それぞれ枠があるのは、貸す側によって差が大きいというよりも、それぞれのカードローンの商品の中の貸付額によって金利が大きく変わってくるからです。
下限金利と上限金利があるのです。
とはいえ、消費者金融と銀行では、やはり差があります。一目で見て、銀行の方が金利が全体的に低くて、銀行から借りた方がいいと思う人は多いでしょう。
しかし、必ずしも銀行から借りられるとは限りませんし、融資までの対応が早いなどの、銀行にはないメリットが消費者金融にもあります。
そもそも、例えばとあるカードローンの金利が3%~18%だったとして、初めてならば特にですが、3%の金利を設定してもらえるような借り方はまず難しいのです。実際は、最初からそうそう自分の思うような低い金利でお金を借りることはできないと知っておいてください。
金利が高いと利息も大きい!しかし利息を減らす方法はいくつかある!
カードローンの最初は、上限金利になる、消費者金融の場合は18%ほど、銀行でも14%ほどの金利が最初につきます。
初めての場合、最初は高い金利で借りることになります。と言うのは、貸す側にあたる消費者金融や銀行は、その申込者に対して、本当に貸したお金をきちんと返してもらえる人なのかどうかはわかりません。
だからこそ審査があるのですが、それでも審査で100%、人を見分けることはできませんし、中には途中で事情が変わる人もいるでしょう。それらのリスク考慮もあり、最初は金利が高いのです。
もちろん、借りたお金をきちんと返して消費者金融や銀行の信用を得ることができるようになれば、融資額が増額されたり金利が下がることは可能です。
とはいえ、すぐには無理でしょう。その代わりと言う訳ではありませんが、金利を下げることはできなくても利息を減らすことは可能です。
上手くいけば利息は0円!消費者金融が行う無利息期間を活用する!
まず多くの人が利用することが可能なのが、無利息期間サービスの活用です。
これは、大手消費者金融が中心に行っているサービスになります。
30日の設定が多いのですが、契約、または借り入れしてからある一定期間の間は、金利の計算対象から外れ、その間は利息が0円になるというサービスです。
これらの消費者金融や銀行が行っています。
消費者金融 (ブランド) 銀行名 |
サービス内容等 |
---|---|
アコム | 契約日翌日から30日間、金利0円の適用期間となる。 対象期間中の返済は、全額元金にあてる。 ただし、ATM手数料等がある場合は、支払い優先順は手数料、元金の順になる。 対象期間終了翌日より、通常金利が適用。 アコム側で不適当と判断した場合は、対象外となる。 |
アイフル | 契約日翌日から30日間無利息。 対象期間中の返済は、全額元金にあてる。 ただし、ATM手数料等がある場合は、支払い優先順は手数料、元金の順になる。 対象期間終了翌日より、通常金利が適用。 対象期間中でも延滞等発生したり、事情によりサービスを停止する可能性あり。 |
プロミス | 初回利用の翌日から30日間無利息。 対象期間中の返済は、全額元金にあてる。 対象期間内であれば、追加融資分も無利息の対象に該当。 対象期間内(初回利用の翌日から30日間)であれば、一度完済した後に再度借り入れても無利息の対象に該当。 対象期間中でも延滞等発生したり、事情によりサービスを停止する可能性あり。 |
レイクALSA | ①契約額1~200万円で初めてならば、借入額のうち5万円まで初回契約翌日から180日間利息0円。 (5万円超過分は通常金利) 対象期間中は何度利用しても5万円までは、無利息。 対象期間中でも延滞が発生したら無利息期間は終了。 ②初めてならば初回契約翌日より借入額全額30日間利息0円。 (対象期間経過後は通常金利) 対象期間中でも延滞が発生したら無利息期間は終了。 ①または②のどちらかを選択。 |
ノーローン | 初回借り入れ翌日から1週間は無利息。 完済日の翌月以降も1週間無利息が適用。 |
ジャパンネット銀行 | 初回借入日から30日間利息0円。 30日以内なら途中何度借り入れしても無利息。 約定返済を延滞した場合、2007年1月15日以前に初回借り入れをしている場合、無利息期間が終了している極度型ローンから別の極度型ローンを契約し直した場合、極度型ローンを解約した場合、各種規定に違反した場合は、無利息期間の適用がされない。 |
もちろん、誰でも利用できる可能性はあるのですが、実際にはそれぞれに対象条件があります。
消費者金融(ブランド) 銀行名 |
サービス対象条件 |
---|---|
アコム | アコムで契約が初めて。 返済期日「35日ごと」で契約。 無担保カードローンの利用者。 |
アイフル | アイフルを初めて利用、なおかつ、無担保キャッシングローンが対象。 |
プロミス | プロミスを初めて契約。 Eメールアドレスを登録し、書面の受取方法で「プロミスのホームページにて書面(Web明細)を確認」を選択。 |
レイクALSA | レイクALSAを初めて契約。 ①契約額が1万~200万円の人。 ②契約額が1万~500万円の人。 |
ノーローン | 特に明記なし。 |
ジャパンネット銀行 | 極度型ローン(ネットキャッシング・クレジットライン・カードローン・借り入れおまとめローン)を契約中で過去に1度も利用が無い方。 |
こうやって見ると、条件はあるものの、上手く活用すればかなり利息を削減することができます。できれば無利息期間に返済をすれば、ATMの手数料等は引かれますがそれ以外は全て元金に充てることができます。極端な例で言えば、利息を本当に払わずに返済ができるのです。
もちろん、無理をして生活が苦しくなっては意味がありませんが、できれば約定返済日を待たずにお金があるタイミングで少しでも返済することをオススメします。
特にノーローンでは、給料前に借りて給料が入ったら返すなどのタイミングがよければ、何度でも活用できます。
ただし、どれにも言えることですが、無利息期間が過ぎると通常の金利が掛ることになります。
無利息サービスでは、カードローンによって契約日から、借入日から、と違いがあるので、よほど急ぎでなければ自分の収入のタイミングを考慮して申し込みや借り入れをすると利息を少しでも減らせることになります。
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無利息期間でなくても随時返済を行う!できれば早いうちがいい!
借りている先の消費者金融や銀行で無利息サービスがない場合は利息を減らすことはできないかと言うと、全く出来ない訳ではありません。
これも考え方は先の無利息と近いかもしれませんが、やはり少しずつでも毎月の約定返済以外に随時返済を行うことをおススメます。
契約で決められた、毎月行われる返済のこと。日にちも基本的に固定されます。返済額には当然利息が含まれています。返済方法は、口座引落、口座振込、インターネット返済、ATMなどいろいろありますが、この返済を忘れると延滞として扱われてしまうので注意が必要です。
約定返済とは別に任意で行われる返済のこと。繰り上げ返済と言うこともあります。返済方法は、口座振込、インターネット、ATMなどいろいろありますが、消費者金融や銀行により対応が違うので問い合わせるのが確実です。
随時返済でも、全額一度に返済すれば全額返済になり当然利息がつきますが、一部返済ならば、その返済額に利息は含まれずに全て元金にあてられます。
通常、約定返済では、前回と今回の返済日の間の日数分、利息が掛ります。
その利息の計算は、消費者金融によって日にちは違いますが、利息を計算する日、いわゆる締め日があります。(返済日当日が締め日の可能性もあります。)締め日に残高に対して利息が計算されるので、締め日より前に少しでも追加で返済すると残高が減り、利息を減らすことに繋がります。
極端な例えかもしれませんが、例えば借り入れして最初の約定返済日(締め日)よりに先に随時返済をすれば、その分の元金は減っていることになります。
ただし、随時返済をしてもその月の約定返済がなくなるわけではないので、その点は注意しましょう。
他にも、お金に余裕があるのならば、毎月の返済額を増やす方法もありますが、この場合は、当然利息はつきますし、状況によってはやはり生活が苦しくなることもあり得ます。
もちろん、毎月の返済額を減らす相談を消費者金融や銀行にすることはできますが、一旦返済額を増やしてまた減らすよりは、随時返済をこまめにする方が手間がないし、利息の負担は少ないと言えます。
意外に大きい!利息だけでなく手数料が発生することも忘れない
ただし、随時返済だけでの話ではないのですが、返済の方法によっては手数料が発生することがあります。特にコンビニATMを利用した場合は、まずほとんどが、手数料が発生するでしょう。
となると、借入残高や利息の金額によりますが、その手数料が高くついてしまうこともあり得ます。
中にはATM手数料が発生しない消費者金融や銀行もありますし、随時返済でも方法によっては手数料が発生しないこともあります。一度、その点も含めて確認する方が、本当に利息を含めて負担を減らすことに繋がります。
利息どころか返済額でごまかす悪徳業者には要注意!
少し余談の話になるかもしれませんが、消費者金融の中には、利息を含めた返済額での返済を説明する業者があります。はっきり言ってこれはいわゆる闇金、悪徳業者と言えると思います。
正規の業者が守る法律での上限金利は15~20%となっている!
正規の業者は、きちんと金利を出しています。
その金利ですが、法律的に上限が決められています。これを超えるということは、悪徳業者だと言えます。悪徳業者は、違法をごまかす為に金利の表記はしないものです。
法律で決められた金利の上限は、このようになっています。
元金(借入額) | 上限金利(年利) |
---|---|
~10万円未満 | ~20% |
~100万円未満 | ~18% |
100万円以上~ | ~15% |
利息しかわからない時は計算してみる!金利が分かれば違法かもわかる
相手が悪徳業者かどうかわからない場合、計算は面倒ですが悪徳業者が言っている返済額を金利に計算し直して見ると、違法かどうかが一発でわかるはずです。
基本的な利息の計算はこのようになっています。金利は1年での%となっているので、365日という数字が出てきます。
元金(借入残高)×金利(%)÷365×借りていた日数=利息
これは、カードローンの利息を知りたい時に使う基本的な計算式です。逆に金利を知りたい時は、このような計算式になります。
金利は、わかりやすく%表示にする為に上記の式と比較して×100が入っています。
よく言う「トイチ」で試してみると、トイチとは10日で1割のことです。例えば、30,000円のお金を借りるとトイチでは利息が10日で3,000円になります。これをきちんとした金利に直すとこのようになります。
年利365%と言う異常に高い金利になります。
どう考えても違法です。しかもこれは単利での計算で、本当での闇金の場合は、複利になるとされています。この場合は、3142%となります。
他にも闇金と正規の業者の見分け方として、貸金業者の登録番号の確認や貸金業協会の会員かどうかという方法もあります。ただ、どうしても心配な時は、その業者から借り入れするのは、避けておくのが一番でしょう。
カードローンの利息は努力しだいで減らすことは可能!実践するべき
カードローンは、その業務の内容として基本的に利息を払うのは当たり前です。とはいえ、そもそもがお金に困っているのですから、なるべく利息の負担が少ないことに越したことはありません。
ただ、どうしても最初から金利の低い形での借り入れは難しいと言う事実もあります。ならば、他の方法でできるだけ利息の負担を減らせる方法を取るのが一番です。そして、その人の生活サイクルや状況によっては利息を多少なりとも減らすことは可能なのです。
そして、お金に困っていることをいいことに言葉巧みに騙そうとしてくる闇金の場合も、利息から金利を調べることは可能です。怪しいときは、計算するなり調べるなりすることは可能です。引っかからないように注意しましょう。