実際にどのくらい?カードローンで100万円を借りたときの返済額
今月お金が必要だから100万円を借りたいと考えてカードローンを契約してしまうひとは多いと思います。
しかし、その借り入れた100万円を返済していくことや、返済額はどのくらいの金額になるのかを考慮しながら契約をするひとは少数派かもしれません。
スムーズに契約ができることで人気のカードローンは借りたあとのことを心配するよりも、融資金額や実際に自分は契約できるのか、という点に重きを置いてしまいがちですよね。
しかし実際に大切になってくるのは、契約して借り入れをしたあとの返済計画です。
そこで今回は、カードローンで100万円を借り入れたときに返済金額はどうなるのかという点を考えていきましょう。
返済額はいくら?カードローンで100万円を借り入れると必要な額は
実際に100万円の借り入れをして、そして返済していくということになると返済に必要な金額は100万円ではありません。
なぜならカードローンで借り入れをすると利息、もしくは金利と呼ばれている分の金額を上乗せして支払わなければならないからです。
金利は各銀行のカードローンや、消費者金融のカードローンによって利率がいろいろあります。
ここではCMなどでも有名なカードローンでご説明しましょう。
- 三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」
- 三井住友銀行のカードローン「三井住友銀行カードローン」
三菱UFJ銀行のカードローンの返済額は毎月13.6%の上乗せ
まずは三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」の金利です。
バンクイックの金利は年率1.8%から14.6%で、バンクイックで100万円を借り入れた場合の金利はだいたい10.6%から13.6%ということで、最大で金利は13.6%と考えましょう。
その100万円の借り入れをだいたい一年間で返済していくとすると毎月の返済額は89,599円ということになるでしょう。
ちなみにバンクイックは変動金利なので、おおまかな返済額でしかありませんが、一年間の借入期間で返済額の総額は1,075,188円ほどになると考えて間違いないと思います。
【三菱UFJ銀行カードローン・バンクイックで一年間100万円を借り入れた場合】
金利 | 13.6% |
---|---|
毎月の返済額 | 89,599円 |
返済総額 | 1,075,188円 |
つまり毎月13.6%の金利を追加して返済していくと金利分の総額は75,188円ということになりますね。
三井住友銀行カードローンは12.0%の金利でバンクイックより低い
次は三井住友銀行のカードローンである「三井住友銀行カードローン」です。
三井住友銀行カードローンも金利が発生します。利率は年4.0%から14.5%で、100万円を借り入れをする場合の金利は12.0%です。また100万円超えるけれど200万円以下の場合には10.0%から12.0%の金利が発生します。
上記の12.0%の金利で100万円を借り入れた場合に一ヶ月の返済額はおおよそが88,848円ということになります。
ちなみに三井住友銀行カードローンもバンクイックと同じように変動金利なので、総額はおおよその計算にはなりますが、返済期間が一年間とした場合には1,066,176円が返済額になるでしょう。
【三井住友銀行カードローンで一年間100万円を借り入れた場合】
金利 | 12.0% |
---|---|
毎月の返済額 | 88,848円 |
返済総額 | 1,066,176円 |
つまり三井住友銀行カードローンで100万円を借り入れると支払う金利は、66,176円ということになります。バンクイックよりも少しだけ総額が抑えられるというのが嬉しいですね。
100万円を借りる前にチェック!知るべきカードローンの金利事情
カードローンで100万円を借り入れたときの返済額や総額が分かったところで、次に金利について、もう少し詳しい話をしたいと思います。
先の項目でも金利の話をしたときに出てきた変動金利というワードですが、金利にはふたつの種類がありそれぞれを「固定金利」と「変動金利」というものです。
- 固定金利
- 変動金利
ここの項目では、このふたつの金利についてご説明します。
ずっと変わらない金利設定が嬉しい!返済額がわかりやすい固定金利
まずは「固定金利」についてお話ししましょう。固定金利とは、返済開始から返済完了までずっと同じ利率の金利が続く状態のものを言います。
住宅ローンなどに固定金利が設定されていると、長期的な返済になるので返済計画が立てやすいというメリットがあります。しかし固定金利の場合には金利設定が高めの場合があります。
- 固定金利は一定の金利設定で返済していくのが特徴の金利
- ローンを返済していく上で返済計画が立てやすいのが特徴
- 元々、金利が高めに設定されている場合がある
カードローンで定番!返済額が少なく抑えられる可能性がある変動金利
次は先の項目でもワードが登場した「変動金利」ですね。変動金利とは言葉の通り金利が変動することで返済額が一定でなく変化していく金利設定です。
変化するので長期の返済になる場合には返済計画が立てにくいのですが、固定金利よりも金利の利率が低い場合が多く、さらに利率が下がる可能性が出てくると、さらに金利が少なく済むというメリットがあります。
- 変動金利は利率が一定ではなく変動する金利のことを言う
- 利率が下がったときには金利を低く抑えることができる
- 固定金利のように返済計画の目処を立てるのが難しいという面がある
またジグザグと小刻みに変動するのではなく、半年に一回、合計で年に二回の変化があるのが基本的な変動金利の形です。
選ぶときの参考になる特徴は何?それぞれ金利のメリットとデメリット
固定金利のメリットは、なんといっても金利が変わらないことで返済計画が安定的に進めることができるという点です。
ただし、固定金利は上がることも下がることもないので変動金利よりも支払い総額が結果的に大きくなるという側面があります。
変動金利のメリットは、金利が一定ではないので下がる可能性があり、下がるところまで下がってくれることがあれば結果的に返済額を少なく済ますことができるというところです。
固定した返済計画を立てにくいというのが変動金利の一面でもあるということを覚えておきましょう。
【関連記事】
ポイントは確実な収入!毎月の返済額を支払えるかがカードローンの鍵
カードローンで100万円を借りるときの返済額を知り、それで大事なのは毎月の収入で返済計画を立てていけるかどうかですね。
そこでここからは、カードローンでお金を借りるときの大事なポイントの話をしたいと思います。
ポイントは確実な書類!100万円を借りるのに重要なのは収入証明書
まず、カードローンを利用するには申し込みをして審査を受ける必要があります。
カードローンの申し込みには金融機関の窓口だけでなく、近年ではインターネットで申し込みから審査が一度で出来てしまうWEB完結という方法もあります。平日は窓口にいけないひとにおすすめです。
また、WEB完結はインターネットに強いというひとにもおすすめできる申し込み方法のひとつです。
申し込みに必要な書類は、本人確認書類とカードローンによっては100万円の借り入れをしたいということで収入証明書が必要になる場合があるので用意していくとスムーズに申し込めます。
【カードローンの申し込みに必要になる書類】
- 本人確認書類
- 収入証明書
- 納税証明書など
ちなみに本人確認書類については顔写真つきのものを用意したほうが確実で良いでしょう。
一般には非公開な審査内容は仮審査と本審査があることを覚えておこう
申し込みが完了すると次は金融機関側での審査になります。
審査は仮審査と本審査を通過することが出来れば、審査完了ということでカードローンでお金を借り入れることが可能になります。
【カードローンの申し込みから審査完了までの流れ】
- 金融機関の窓口やインターネットなどで申し込む。
- 担当者が書類などを確認して大丈夫ならそのまま書類を提出する。
- 審査(仮審査・本審査)が開始される。
- 審査が完了すればカードローンを受け取り借り入れが可能になる。
ここで多くのひとが気になるのが審査というのは、どういうことをするかという点ですね。詳しく説明したいのですが、カードローンにおける各金融機関の審査というのは一般には公開されていません。
100万円を借りるには審査通過が必須!安定した収入を証明しよう
しかし、審査を通るために大事なポイントというのがあります。それは安定した収入があることをきちんと証明できることです。
上記であげた提出書類のひとつである「収入証明書」は確実な収入があり、返済計画を立てるときに問題が発生しないかどうかという審査のために必要なものであるのです。
また、クレジットカードなどを申し込んだときに審査の過程で必ずある在籍確認ですが、これについてはカードローンの審査でも必ず行われています。
- 100万円など大きな金額の借り入れには収入証明書が必要になる
- 審査の過程で敬遠されがちな在籍確認は収入を得ていることの証明にも繋がる
- 確実な返済計画を立てるためには安定した収入があるということが大事
なにかと敬遠されてしまいがちな在籍確認は、やはり審査のひとつであり、安定した収入や身元確認のために行われているもので、提出した書類の記載に間違いや嘘が書かれていないかを確認するためでもあると考えて良いでしょう。
今も昔も返済額は大きくなる!カードローンを利用することについて
さて、ここまではカードローンで100万円を借り入れたときの返済額や金利と、そして実際に100万円を借り入れるための審査のポイントをご説明してきました。
そして最後の項目ではカードローンを利用してお金を借りるときに大切なことをお話したいと思います。
確実な計画を立てるために大切なのはカードローンの返済額を知ること
いきなりですがカードローンに限らず、お金を借りることというのは大変なことです。それは10万円でも100万円でも同じことですが、100万円を借りるとなると返済計画や返済額を考えることを含めて本当に大変なのです。
カードローンを申し込んでお金を借りると決める前に、自分の収入のなかで確実に返済が可能な計画を立てるようにしましょう。
ときには希望金額を見直したりカードローンを諦めることも大切!
いろいろ相談してみて「収入とのバランスを考えても100万円の借り入れは大きい」と言われたら、カードローンなどで借りることは諦めるのが一番です。
そして本当に100万円という大きな金額が借りてまで必要かどうかを、もう一度よく考えましょう。どうしても必要な金額だった場合にはカードローンで借りるのではなく親などの信頼できるひとなどに貸してもらえるよう頼みましょう。
- カードローンを申し込むときには必ず返済額をチェック!
- 確実な返済計画を立てるために窓口を利用するもおすすめ
- ときには借り入れを諦めることも必要
借りないほうがいいと言われたからといって他の金融機関に行って、相談したりカードローンを申し込んでみても恐らく結果は同じであることを理解するべきでしょう。
例え、借り入れをしていなくても実際にカードローンに申し込みをすると信用情報機関に記録が残るので、いろいろなカードローンを申し込むと審査に影響することもある。
また実際に申し込みをして審査に通過したとしても希望金額を借り入れることが出来ない可能性が高いと言えます。
第一に考えるのは返済額!カードローンを利用するときに必要なこと
窓口だけでなく、無人契約機やインターネットでカードローンの申し込みが可能になったことで申し込むこと自体は昔よりも手軽になりました。
しかし、借りたお金を返済していくことは昔も今も非常に大変なことなのです。
どうしても100万円が必要で、周囲に頼むことができずにカードローンを利用しなければならいということになったら返済額のことを必ず考えるようにしましょう。そして借りても大丈夫かという点をもう一度確認してから申し込みましょう。
毎月の返済額だけでなく、ローン自体の返済総額がどれほどになるのかを知っておくことも大事です。