カードローンを即日で利用したい!審査のコツと技!

カードローンが住宅ローンに与える影響とは?審査前の準備と対策

若いうちは目の前のことでいっぱいで、お金もあるだけ使ってしまうなんて生活をしているものです。しかし、ある程度の年齢になってくると家族や先のことを考え、住宅購入を検討するようになってきます。当然、住宅ローンを考えるでしょうが、これがなかなか厳しい面もあります。

特に若い頃や現在でカードローンを組んでいると、住宅ローンの審査に影響を与えると言われています。

どうしてなのか、どれぐらい影響があるのか。そして、住宅ローンを考える前にできることはないのか、お伝えします。

カードローンは住宅ローンの申し込みに影響がある!何がいけないのか

若いうちは特に日々の楽しさや目の前のことを優先して、稀にお金が足りなくなることがあります。そんな時に便利なのが、カードローンです。借金なんて、と思う人もいるかもしれませんが、毎月きちんと返済を行えば特に問題は起こりません。

そして、ある程度年齢を重ね家族ができた時、借家に住んでいる人の多くが一度は考えることがあります。住宅購入です。もちろん住宅購入は、よほどの収入がなければ一括購入などはできません。通常は、住宅ローンを組みます。

しかし、カードローンでお金を借りている状況だと、住宅ローンに影響が出るとよく言われます。どう言うことかと言うと、カードローンでお金を借りた状態のままだと、住宅ローンを組む際に受ける審査に影響が出てしまい、場合によっては審査に通らなくなるのです。

カードローンを利用していると住宅ローンが返済できないと判断される

住宅ローンの審査に通らないということは、住宅ローンの返済が毎月きちんと行われないのではないかと判断されてしまうことを意味します。

実際には年収やカードローンの返済額にもよるのですが、住宅ローンの審査では、カードローンを利用していると言うだけそのように判断されてしまうことが多いのです。このような状態は、特に影響が大きいと言えます。

住宅ローンの審査で大きく影響を与える内容

  • 現段階で多額の借り入れをしている
  • 延滞をしている
  • カードローンはすでに返済済みだが、過去に延滞をしている
  • 昔のカードローンが解約されずに残っている など

カードローンの毎月の返済額が大きいと厳しい!返済比率を参考にする

住宅ローンは当然毎月返済があるのですが、それが長期に渡ることになります。その為、返済が厳しい場合、多少の無理は利きません。

返済は、数か月無理をするぐらいならばなんとかなっても、それが10年20年と続くことは不可能です。確実に収入が増えればいいのですが、でなければ必ずどこかで破綻します。

とはいえ、その毎月の返済はどれぐらいだと厳しいのか、わからない人もいるかもしれません。

住宅ローンの審査の際には、その目安として「返済比率」を見ます。

返済比率とは
住宅ローンの審査で重視される内容の一つ。住宅ローンやカードローンなど、借金となるものの年間の返済金額が、収入に対してどれぐらいの割合を占めるかを表したもの。
年間合計返済額÷年収×100=返済比率(%)
返済額は、住宅ローン・カードローン、自動車ローン、クレジットカードなど、全て含みます。

この返済比率が高いと住宅ローンの審査に通ることは難しいでしょう。

一般的には、30%程度、多めに見ても35%ほどです。中には25%という厳しいところもあるようです。要は、銀行によって判断がそれぞれ違うということです。

これは、年収の額にもよります。と言うのは、比率が同じでも、年収300万円の方と年収1,000万円の方では、ローンを引いた残額が違うからです。

例えば、同じ返済比率35%の残高
年収300万円の方の残高  195万円
年収1,000万円の方の残高 650万円 です。

195万円と650万円では、生活に掛けられる費用を考えると、年収300万円の方が、返済が後々苦しくなる可能性があると判断されます。

カードローンがある場合、まずは現状の返済比率を知り、住宅ローンも含めるとどうなるのかを、この返済比率を参考にして考えてみるとわかりやすいと思います。

延滞は絶対にダメ!住宅ローンでなくとも審査に落ちる可能性が大きい

延滞に関しては、まず住宅ローンだろうが違うローンだろうがどれにしても審査に大きく影響を与えることは間違いがありません。

現在進行形で延滞しているならば、どんなローンでも審査に落ちるでしょう。

過去、延滞をしていたが今は解消されたと言う場合もあるでしょう。この場合も厳しいようですが、審査に落ちる可能性はかなり大きいです。

もし、延滞を起こしてしまっているのならば、速やかに返済をし、延滞の履歴が消えるまでは、住宅ローンは待っていた方がいいでしょう。

ちなみにローンの返済をうっかり忘れていて、連絡があった時にすぐに対応して返済をした程度ならば、延滞扱いとまではなりません。

一般的な目安として3ヶ月以上返済を怠ったら延滞として扱われるようになります。もちろんこれは金融機関によって期間の判断は違うので、それより早くても延滞と判断することもありますし、逆もまたあります。3ヶ月はあくまで目安にしてください。

【関連記事】

カードローンの遅延で住宅ローンに通らない!信用情報が与える悪影響

昔のカードローンの契約が残っていたら解除しないと審査に影響する!

時々出てくるのが、昔カードローンを利用していたが返済は終わり現在は利用していないが、それに気付かずに契約が残っていたという例です。実は、これが意外な落とし穴で、要注意事項です。

カードローンの契約が残っていた場合、実際にはお金を借りていなくとも限度額の枠は残っていることになります。それを「与信枠」と言って、いつでもお金が借りられる金額になります。

と言うことは、いつでもローンが可能=(イコール)返済ができなくなる可能性がある、と言う判断されることになります。与信枠がそのまま借金をしている金額と扱われるのです。

その為、契約が残っているカードローンがある場合、実際にお金を借りなくても借りているのと同じとみなされ、審査に大きな影響を与えることになります。

また、それ以上に厳しいのが、カードローンを利用しているという点でチェックする銀行もあることです。特に消費者金融のカードローンと言うだけで審査にかなり不利になる場合もあります。

銀行によって影響の差はかなり違うのですが、もし住宅ローンを考えているのならば、特に使っていないカードローンは一旦解約することをオススメします。

嘘の申告はバレる!信用情報は必ずチェックされてしまう

カードローンを利用していること自体が審査に大きく影響を与えるのならば、「黙っていればいい、わからないだろう。」と思う人はいるかもしれません。

しかし、上手く誤魔化せたとしても必ず嘘はバレてしまいます。カードローンでの借金は、必ずわかってしまうのです。

信用情報機関という機関が3つあります。これらは、消費者金融や銀行、クレジット会社などとクレジットやローン契約をしお金を借りたりショッピング利用した場合、契約内容から返済状況などの履歴を記録する機関です。

ローン契約や返済に関する記録は、新たにローンの申し込みがあった際に、信用情報機関で過去の履歴を照会することができます。これは法律でも決まっていることです。

その履歴内容によって、審査の結果が出ます。もちろんその信用情報だけですべてが決まるわけではないのですが、先ほど説明した「延滞」もここで照会するとわかってしまい、内容によって審査に通過したり、落ちたりします。

逆にその履歴により、借り入れしたものをしっかりと遅れなく返済していることがわかった場合、評価が良くなり審査に有利になることもあります。

どちらにしてもその履歴を調べることによって、申込者のローンの返済に向けての姿勢がわかり、審査の結果に大きく影響を与えることになります。

当然、過去の借金について嘘をついても信用情報に記録されていることを見れば、嘘はすぐにバレてしまいます。

どうすれば住宅ローンの審査が通過できる?そのためにできることは

カードローンを利用していることが住宅ローンの審査に影響を与えることや、その理由、どのような点が影響するのかは大雑把かもしれませんが、わかったと思います。

住宅というのはまずお金を貯めてから建てるのは難しく、通常は住宅ローンを活用しなければ建てられないものです。その為には、住宅ローンの審査に落ちるのは、避けたいはず。

もちろん過去のことは消せませんし、カードローンの影響が0というのは無理かもしれません。だとしても、なるべく審査通過に不利な内容は減らすのが一番でしょう。どんなことができるのか、考えてみます。

住宅ローンの審査を通る為にできること

  • カードローンを完済し、契約を解除する
  • 毎月の返済額を減らして返済比率が下がるようにする
  • 複数社カードローンがある場合は、ひとまとめにする
  • 夫婦共働きならば、妻を連帯債務者にする(所得を合算させる)

細かく言えばまだまだあるかもしれませんが、できるだけ審査に通るような準備をすることは大切です。

カードローンの解約が一番だが無理なら借り換えと言う方法もある!

使っていないカードローンの契約の解除は先ほど伝えましたが、可能ならば現在進行形で使っているカードローンもなるべくなら完済して解約できるようにしたいものです。

例えば、住宅ローンの頭金としてお金は貯めているが、同時にカードローンの利用もある場合、頭金をとっておくのではなく、頭金が減ろうともカードローンを完済する方が、住宅ローンを組むのには適しています。

もちろん銀行にもよるのですが、多くは頭金がないことよりもカードローンがあることの方が住宅ローンの審査に影響を与えるのです。

また、消費者金融のカードローンの方が、影響が大きいと言われています。銀行によっては、ローンコースとしては別ですが住宅ローンとカードローン両方を利用するとカードローンの金利を下げてくれるところもあります。

他にも複数あるカードローンを1つにまとめたり、借り換えすることで影響を最小限に抑えることも方法としてはあります。これは、同時に金利が下がる可能性もあります。(借り換えすれば絶対金利が下がるわけではありませんが。)

収入があるなら妻の連帯債務という方法もある!または連帯保証人も

これは、夫側にカードローンがある時だけでなく、融資額を多めに借りたい時にも使える方法ですが、妻にも収入があるなど状況によっては、連帯債務と言う方法もあります。

また、妻側に財産等があれば連帯保証人という形も一案です。これは、夫婦の立場が逆でも同じです。とはいえ、連帯債務と連帯保証人の違いが分かりにくいかもしれません。

連帯債務とは
同じ一つの債権(住宅ローン)を、債権者(銀行等)から複数の債務者(借り入れする人)が一緒にお金を借りて返済することです。それぞれに返済義務が生じますが、実際には1人から(例えば夫婦で夫から)返済してもらう、複数人から返済してもらうなど、具体的な方法はいろいろあります。
連帯保証人とは
これは債務ではなく保証人で、債務者(借り入れする人)がローンの返済ができなくなった時に、保証人がその責任を請け負って返済をするものです。これもまた契約の具体的な方法はいろいろとあります。

連帯債務だろうと連帯保証人だろうと、どちらにしても審査が必要になってきます。夫と妻が連帯債務者になれば、夫婦とも審査の対象となるのです。その為、妻にもカードローンを利用していたり延滞の記録があれば、当然審査に影響を与え、上手く活用することは難しくなります。

できれば住宅ローンを申し込む前に済ませておく!先にできることは

カードローンが住宅ローンに影響を与えることが分かっているなら、審査に影響を与えないようにできることはお伝えしましたが、そもそもカードローンをいつまで使っていたか、いくら借りていつ返済が完了したのかなど、具体的なことをしっかりと覚えていない人も中にはいます。

過ぎたことは振り返らないのもいいのですが、それでは審査に落ちる可能性は多いいにあります。

上記でできることを説明はしたのですが、それ以前にまずは、住宅ローンを申し込む前にこれらを行っておくと、さらに安心です。

住宅ローンに申し込む前に行うこと

  • 信用情報を確認しておく
  • 夫婦でお互いの借金について確認しておく
  • 借金があった場合なるべく返済し、綺麗にしておく

ここで伝えるべきことは、何より自分の過去のローンの実態をしっかりと把握して、その上で住宅ローンを考えていくことです。例えば、なんとなく延滞はした覚えがあるが、それがどれぐらいの期間だったか等、細かいことはしっかりと記憶していないものです。些細なことでも重要になることは多いです。

実は、自分の信用情報を調べることができます。信用情報機関は3つあると伝えましたが、その3つの機関とも情報開示申請すれば自分の分の信用情報を見ることができます。
信用情報機関 情報開示の申請する方法
株式会社シー・アイ・シー(CIC) パソコン・スマートフォン・郵送・窓口
株式会社 日本信用情報機構(JICC) スマートフォン・郵送・窓口
全国銀行個人信用情報センター(KSC) 郵送のみ

それらを調べてから、今後のことを考えると余計なリスクを負うことを減らせます。

また、住宅ローンの審査によって初めて夫が利用していたカードローンの存在を知ったという妻の話もよくあります。それが夫婦ケンカに発展して、トラブルになることもないわけではありません。

もし、カードローンを家族に黙って使っていたならば、審査をすればわかってしまうのですから、できれば先に話し協力していけるようにした方が、その後の動きもスムーズにいくと言うものです。

当然、上記でも触れたように借金が先に片付けられるのならば、先に綺麗にしておいた方が、住宅ローンの審査の影響も少なく済みます。

カードローンも住宅ローンも必要に応じて上手に使うようにする!

カードローンは、ローンの中でも身軽に使えるお金を借りる方法の一つです。しかし、お金は借りたら返さないといけないのは当たり前です。それがきちんとできなければ、当然住宅のような大きなローンは組むことはできません。

もし、返済が済んでいないようなローンがあれば完済したり、放置していた契約があれば解約するなど、やることはたくさんあります。

ただ、状況によっては「具体的にどうしたらいいのかわからない。」と言う人も多いでしょう。そんな時は、事前にできることというよりも、申し込みを検討する段階で銀行の担当者に早めに相談することも一つの手です。どう動けば住宅ローンの話が進められるのか、アドバイスしてくれたり、一緒に考えてくれるものです。

閉じる
閉じる