カードローンの利息を比較。金利が低ければいいとは限らない！

どこのカードローンを申し込もうか考える時、どうしても金利が低い所をまず見てしまいます。それは、利息が少なくなるからに他なりません。

しかし、本当に金利が低ければ利息が少なくなるのか。利息が少ないのが一番いいのか。

審査対応の速さ、使い勝手の良さ、無利息期間サービスの設定、審査の厳しさなど、いろいろな面を考えた時、そうとも言えない面がカードローンにはあるのではないでしょうか。

いくつかの消費者金融の特徴を見ながら比較して考えてみましょう。

一般的には金利が低く利息が少ない方がいい？カードローンとは

カードローンはどこがいいのかわからなくてネットなどで調べてみると、その多くは金利が低い方が良いという感じで低金利のカードローンを紹介しているサイトがほとんどです。

確かに金利が低いと利息が少額になり、借りる側の負担も少なくなります。

一般的には無担保で借りたお金を自由に使えるのがカードローン

しかし、ただ金利が低い方がいいという以前に、カードローンがどのようなものかをしっかりと理解しているとは言えない状況でお金を借りている人もいるのではないでしょうか。まずはカードローンがどのようなものかの意味も含めて確認します。

住宅ローンや自動車ローン、教育ローンなどは、その言葉の通り、その目的以外には借りたお金を使ってはいけないことになっています。また、一度借りたら後は返すのみ、というのが通常です。

カードローンの場合、使い道は基本的に自由で（ただし、事業性に使えない場合も多々あります。）欲しいものを買ったり、旅行に行ったり、生活費の足しにしたりと好きなように使えます。また、契約時に限度額が設定され、その金額内ならば何度でも借り入れが可能です。

昔はキャッシングという名目で一括返済という返済方法もあったのですが（今も一括返済ができればそれが一番ですが）、今はその区分けも曖昧になっており、一般的に毎月一定額、または一定割合での返済になっています。

借り入れは口座振り込み、ATMでの引き出しなどの方法があり、返済方法も口座引き落とし、銀行振り込み、ATMでの振り込みなど、いろいろな方法で返済可能となっています。

特に今はコンビニATMの利用が可能となっている所が多く、いつでも借り入れや返済が可能になり、とても便利になりました。

通常はわかりにくい利息も計算方法を知っておくと参考になる！

カードローンがどういうものか改めてわかったところで、利息について考えたいと思います。

利息は、契約時に金利が決まるのですが、その金利と借入残高によって金額が決まります。

利息の計算式は、基本な知識として知っておくといいと思います。

毎月決まった日に返済をすることになるのですが、その都度、利息も含まれて返済されます。金利は通常年率となっている為、利息は一旦日割り計算してから（÷365）、前回返済した日から今回返済する日の期間（借入期間となります。）を掛ける計算をします。

例えば10万円借入残高があるとして金利は年率18％、前回の返済日より30日後に次の返済がある場合の利息はこのようになります。

例えば返済額が1万円で利息がその中に含まれている場合、元金分は、8,521円になるので、次回の返済時での借入残高は（追加借り入れをしなければ）、91,479円となります。そして、また同様の計算式で利息計算されることになります。

細かいことを言えば、消費者金融や銀行によって毎月の返済額の設定の仕方が違ったりするので、金利が一緒でも返済額が変わってきます。

金利が低ければ利息が少なくすむとは限らない！融資期間も関係ある

実際に返済する場合、やはり先の計算式で見る限り金利が低ければ、利息も少なく済むと思いがちですが、そうとも限りません。

と言うのは、返済があるたびに利息計算されるということは、返済回数が多ければ、その分利息の支払いが発生すると言うことになるからです。

同じ借入額でも期間が長ければ利息は膨らむ！返済期間と金額に要注意

返済回数が多いということは、1回の返済額が少なければその分、返済期間が延びることになるのですが、これが利息の金額に大きく影響を与えることになります。

比較しやすいよう、とある消費者金融のシミレーションで試してみます。

返済回数が多ければ当然毎月の負担額は少なくなるのですが、総額でみると利息だけでも60,000円ほどの差が出てしまいます。これは、かなり大きいと言えます。

逆に金利が違う場合も比べてみます。

こうやって見ると、例え金利が低くても返済回数（期間）が多ければ、必ずしも利息は少ないとは限りません。

この点について注意しないと、かえって利息をたくさん払わないといけなくなります。

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利息を減らしたければ返済額や繰り上げ返済も行う！それが一番の早道

では、利息を少なく済ませるにはどうしたらいいのか。方法としては、これらがあります。

• 返済回数を少なくする
  （毎月の返済額を多めにする）
• 途中で繰り上げ返済（随時返済）をする

また、ある程度のお金が溜まったら繰り上げ返済を行うという方法もあります。

随時返済とも言います。これは、一度に全額返済できなくても構いません。繰り上げ返済は、金融機関によっては方法が決まっていることもあります。また、その方法によっては手数料が発生することもあります。

繰り上げ返済はメリットが多いですが、その後にお金の困ったら意味がありませんので、先の返済額を無理しないのと同様、後々の生活に響かない程度で繰り上げ返済を行った方がいいです。

手数料も試算して浮くはずだった利息を超えるような額でしたら、随時返済を行う必要がないでしょう。

金利面以外にもそれぞれの特徴によってメリットはたくさんある！

カードローンでは金利やそれに伴う利息がどうしても重視されてしまいます。

しかし、それぞれの消費者金融や銀行ならではの特徴やアピール内容があります。それらを重視してカードローンを選択するという方法もあります。

急ぎの場合はスピード対応してもらえるところにするのもあり！

通常カードローンには審査があります。これはその人にもよりますが、その日のうちに回答をもらえる人や、数日時間がかかる人など様々です。が、消費者金融は、スピード対応をうたい文句にしている即日融資に対応している企業が多くあります。

即日融資可能の表記がある消費者金融（ブランド名含）

• アコム
• アイフル
• プロミス
• （株）SMBCモビット
• レイクALSA　　など

ここにあげた大手消費者金融を中心に、消費者金融では即日融資が可能なところは多くのあります。

ただし、これは上記の消費者金融も含めてどこの消費者金融にも言えることですが、申し込み方法や申し込みのタイミングによっては即日融資ができないことがあります。あくまで可能性がある、ということです。

これは、他の金融機関との兼ね合いやタイミング、人によっては審査に時間がかかることもあるからです。

これに対して銀行のカードローンの場合、即日融資を可能としていたこともあったのですが、問題が発生したことにより、今は即日融資を行っていません。早くても翌営業日となっています。

そうやって考えると、どうしても急ぎでお金が必要な人は、消費者金融を選択するということになります。ただ、忘れてはいけないのは、どちらにしても審査は必ず通るとは限らないということです。

無利息期間サービスがある消費者金融もある！低金利とどちらがいい？

これは低金利とは違うのですが、消費者金融の中には一定期間ではあるのですが無利息サービスを行っている消費者金融もあります。

無利息サービスを行っている消費者金融

• アコム
  はじめての人なら最大30日間金利0円
• アイフル
  はじめての人なら最大30日間利息0円
• プロミス
  はじめての人は30日間0円
• レイクALSA
  契約額1～200万円の人ではじめてなら借入額のうち5万円まで180日間利息0円
  はじめてなら借入額全額30日間利息0円
  （どちらか選択）
• ノーローン
  なんどでも1週間無利息
• セントラル
  はじめての人は最大30日間金利0円

ここの説明では、サービス内容の概要のみしか載せていません。30日間の無利息サービスが多いのですが、詳細として、契約日翌日から30日間や、会員登録やメールアドレスの登録などの条件がいろいろとある消費者金融もあるので、しっかりと詳細まで確認してから申し込みする必要があります。

ノーローンは、特に他と違うはじめだけではなく何度でも無利息サービスとなっているのですが、完済しないと無利息サービスは適用されません。

完済したら翌月からまた無利息が適用されるというシステムになっていますが、給料日を上手く調整すれば可能なので、ちょっとした金額を借りてすぐに返済できるような人には向いています。

比較して初めてわかる！カードローンにはそれぞれの特徴や良さはある

比較と言っても、大まかな内容なのでこれでは参考にならない、という人もいるかもしれません。しかし、ある程度の違いはわかったと思います。

金利が低ければ必ずしも利息が少なくすむとは限りません。また、金利を低くできなくても他の方法で負担をへらすことは可能です。

結局は、その人その人でいろいろなパターンがあるのがカードローンです。ですので、自分の場合はどうなのか、どれぐらいならば毎月の返済が可能かは、個々で検討するのが一番です。

それよりもまず、カードローンには審査があり、通らないとお金は借りられないことは、忘れてはいけません。