カードローンを払えなくなったらどうなるの?滞納を回避する対応策
カードローンの返済は期限厳守ですが、事情によってどうしても今月は払えない!ということはたまにあります。一回くらいいいだろう…とたかをくくってそのまま放っておくと、あとで困ったことになります。
返済金額が増えたり、クレジットカードが作れなくなったりする可能性があります。どうしても払えなくなったときは、なるべく早めに対処する必要があります。困ったときこそ冷静に行動して、最悪の状況を回避しましょう。
どうしても払えないときは早めに連絡を!その理由とは
今月は急な出費がかさんで、返済は絶対ムリ!そう思ったら早急に金融業者に相談しましょう。そのとき大事なのは、ただ「返済を待ってください」とお願いするだけでなく、支払う意思はあるということをアピールしましょう。
ただし、このときは〇日までに支払う、と返済日できる日を約束してはいけません。
返済日が遅れると損害遅延金が発生します。
カードローンだけでなくクレジットカードでも返済が遅れると損害遅延金が発生してしまいます。
損害遅延金の金利は業社によって違いますが、ほとんどの場合、金利上限ぎりぎりの20%を支払うことになります。
また、信用情報に遅延の事実も載ってしまいますので、次に借り入れするときに支障が出る可能性があります。
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どうしても払えなくなったら、金利だけでも返済しよう!
自分の責任なので仕方ないとはいえ、できれば信用情報に傷をつけたくはありません。実は、信用情報を傷つけずに返済を待ってもらう方法があるんです!
それは、金利のみを支払うという方法です。
あまり知られていないようですが、大手銀行のカードローンや消費者金融は、事前に相談すれば1回くらいは金利のみの支払いに応じてくれるところがほとんどです。返済状況や借入の残金にもよりますが、まじめに返済してきた実績があれば受け入れてくれるケースが多いようです。
しかも、この方法だと信用情報に記載されることはないというメリットがあります。
とはいえ、この方法が使えるのは、せいぜい2回くらいです。何度も続けていると信用されなくなり、家や会社に返済の督促の電話が入ったり、自宅に督促状が送られてくることになります。
生命保険に加入していたら、契約者貸付制度が使えるか確認を!
生命保険を担保にお金を借りるという方法もあります。解約返戻金がある生命保険なら、お金を借りることができます。
この制度を契約者貸付制度といいます。
解約返戻金は、生命保険を解約したときに戻ってくるお金のことです。終身保険や養老保険がこの対象になっていることが多いです。利息はつきますが、2%~6%くらいなので、他の金融業社から借りるよりずっと安く済みます。
さらに、借入金額が解約返戻金以下であれば、返済方法は自分で決められます。
とりあえず利息だけ払っておくという方法でもOKです。
終身保険や養老保険でもこの制度が使えない場合があるので、自分の加入している生命保険を一度確認してみましょう!
任意整理、自己破産は最後の手段!くれぐれも慎重に!
どうしても返済が不可能であれば、任意整理、自己破産を申請することになります。しかし、いちどこうした手続きをしてしまうと信用情報にその事実が載ってしまいます。最低でも5年はローンを組むことができません。クレジットカードも作れなくなります。
金融業者によっては、毎月の返済額の変更に応じてくれるところもあります。言いにくいかも知れませんが、勇気を出して問い合わせ窓口に電話をしてみましょう。この際も、絶対に返済するという誠意を見せることが大事です。
一番最悪なのは、督促状がきても何もせずに放置してしまうことです。自宅だけでなく、勤め先にも督促の連絡が入るので周囲に借金の事実が知られ、損害遅延金も増えてしまいます。
借金を放置しても、いいことは何一つありません。苦しいときこそ、冷静に考えて行動しましょう!